水牛か・・・

2019年2月11日 4時17分

中国内陸部の貴州省では、少数民族の伝統文化として伝わる闘牛大会が旧正月の「春節」に合わせて開かれ、帰省客らが迫力ある戦いを楽しみました。

中国の貴州省を中心におよそ300万人が暮らす少数民族のトン族は古くから農耕のために飼っている水牛を戦わせる風習があり、今でも毎年、春節に合わせて闘牛大会が開かれています。

10日、省南西部の山あいの村で開かれた大会には周辺の村から自慢の８頭が集まりました。

体重が600キロ以上もある水牛どうしが激しく頭を突き合わせたり大きな角で相手を威嚇したりして、どちらかが戦意を失って逃げ出すまで迫力ある戦いを続けます。

新年を旧暦で祝う中国では今月４日から10日までが「春節」に合わせた大型連休で、この連休を利用して帰省した人たちなどおよそ500人が牛たちの熱い戦いに「頑張れ！」などと声援を送っていました。

優勝した牛にはおよそ30万円の賞金が授与されたほか、「牛王」という名前が与えられ、村の誇りになるということです。

優勝した牛の飼い主の男性は「優勝できてとてもうれしいです。春節にこうした大会を開くことは私たち少数民族にとって意義深く、闘牛は決して欠かすことができない文化です」と話していました。

情報源：中国内陸部 春節で少数民族伝統の闘牛大会 | NHKニュース

牛同士が戦う闘牛ね。