かわいい。
2019年2月1日 4時21分
大分県日田市の山あいにある住宅で、国の天然記念物の「二ホンヤマネ」という小動物が押し入れの毛布の中で眠っているのが見つかり、一時、保護されていたことが分かりました。地元の博物館の担当者は「暖かく居心地がよいと思い、冬眠していたのではないか」と話しています。
二ホンヤマネは、体長8センチほどのネズミやリスに似た哺乳類の小動物です。
数百万年前から生息する日本の固有種で、「生きた化石」とも呼ばれ、国の天然記念物に指定されています。今回、大分県日田市中津江村の永瀬豊子さんの住宅で、二ホンヤマネが見つかりました。
永瀬さんによりますと、去年12月の大みそかに、里帰りした家族のため押し入れから布団などを出して広げていたところ、ヤマネが毛布の中で丸くなって眠っていたということです。永瀬さんは市立博物館に相談したうえで、ヤマネが目を覚ましてから自宅近くの森に帰そうと保護していましたが、先週、姿が見えなくなったということです。
永瀬さんは「真ん丸くて、かわいかった。もう少しいてほしかった」と話していました。
連絡を受けて二ホンヤマネを確認した日田市立博物館職員の行時志郎さんによりますと、ヤマネは通常、土の中や木の穴などで冬眠しますが、今回は民家に迷い込み、眠ってしまったとみられるということです。
行時さんは「暖かくて居心地よいと思ったのではないか。先週、気温が上がり、冬眠から目覚めて逃げ出したのだろう」と話しています。
情報源:押し入れの毛布に「二ホンヤマネ」 国の天然記念物 大分 日田 | NHKニュース
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