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金融商品取引法違反などの罪で勾留されている日産自動車前会長のカルロス・ゴーン被告(64)は、自身の逮捕は「策略と反逆」による結果だと、30日付の日本経済新聞に語った。
昨年11月の逮捕以来初めてとなるインタビューでゴーン前会長は、日産の一部の幹部が日産とアライアンスを組んでいるルノーとの経営統合を望んでいなかったと話した。
経営統合の計画については、日産の西川広人社長兼最高経営責任者(CEO)と協議していたという。
日本経済新聞の取材に応じたゴーン前会長は、現在も東京拘置所に勾留されている。取材は20分にわたり、拘置所内で行われた。
ゴーン前会長はルノー・日産アライアンスの立役者で、2016年には三菱自動車もアライアンスに組み込んだ。
しかし逮捕直後に日産と三菱の会長職を追われたほか、今年に入ってルノーの会長兼CEOからも解任されている。
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ゴーン前会長は、アライアンスの将来について三菱自の益子修CEOにも会話に加わってほしかったが、西川社長が「一対一での会話を求めてきた」と話した。
ゴーン前会長の構想では、3社をより緊密に統合した後、「持ち株会社の傘下でそれぞれの自主性を確保する」計画だったという。
その上で、自身の逮捕・起訴に日産幹部が関係していたことは「疑いようがない」と話した。
ゴーン前会長は昨年11月19日、役員報酬の過少記載や会社資金の不正利用など「重大な不正行為」があったとして、金融商品取引法違反容疑で逮捕された。
その後、別の時期の金融商品取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載)容疑および会社法違反(特別背任)の疑いで2回再逮捕・起訴されている。
今年1月8日に東京地裁で開かれた勾留理由開示手続きで、多田裕一裁判官は、前会長には国外逃亡と罪証隠滅を図る恐れがあったとして、勾留は正当なものだと認めた。
一方、ゴーン前会長は無罪を主張している。
情報源:ゴーン前会長、逮捕は「策略と反逆」の結果と 日経新聞が逮捕後初インタビュー(BBC News) – Yahoo!ニュース(コメント)
情報源:ゴーン前会長、逮捕は「策略と反逆」の結果と 日経新聞が逮捕後初インタビュー – BBCニュース
2019年1月30日 23:59
【1月30日 AFP】(更新)日産自動車(Nissan Motor)前会長のカルロス・ゴーン(Carlos Ghosn)被告(64)は30日、逮捕後初めてのインタビューに応じ、日本経済新聞(Nikkei)に対し、自身の逮捕および起訴は日産関係者の「策略であり、反逆」の結果だと述べた。
昨年11月19日の逮捕以降、ゴーン被告がメディアに語ったのは今回が初めて。インタビューは勾留先の東京拘置所で行われた。
会社法違反(特別背任)の罪などで起訴されたゴーン被告は、自身に対する嫌疑が、アライアンス(企業連合)を組む仏ルノー(Renault)との経営統合に反対していた日産の一部関係者に動機付けられたことは「疑いようがない」と発言。これは「策略であり、反逆だ」と述べた。そして3社連合の日産とルノー、三菱自動車(Mitsubishi Motors)を「経営統合」する計画はあったが、「一つの持ち株会社の傘下で(各社の)独立性を確保する内容だった」と強調した。
裁判所は逃亡や証拠隠滅の恐れがあるとして、これまでゴーン被告の保釈請求を2回却下している。これに対しゴーン被告は「私は逃げもしないし、しっかりと自分を弁護する」と強調。「証拠は日産がすべて持っており、社員との接触も日産が禁じている状態」だと同紙に述べた。
■「山あり谷あり」
日産社内で「独裁者」だったとの批判にどう反論するかと尋ねられると、ゴーン被告は「一部の関係者が現実をゆがめるために、強いリーダーシップを独裁だと言っている。その目的は私を排除するためだ」と応じた。
また日産の子会社を通じて、ブラジル・リオデジャネイロとレバノンの首都ベイルートで、豪邸を不正に購入したとの疑惑については、両国で「仕事をし、人を招待するための安全な場所が必要だった」と正当化。さらに購入には、法務部門の承認を受けていると強調した。
勾留されている自らの状況については「山あり谷ありだ」と述べ、健康状態を尋ねると「大丈夫だ」と答えた。(c)AFP
情報源:ゴーン被告「策略であり、反逆」 逮捕後初のインタビューで語る 日経(AFP=時事) – Yahoo!ニュース(コメント)
情報源:ゴーン被告「策略であり、反逆」 逮捕後初のインタビューで語る 日経:AFPBB News
2019年1月30日 17:12 JST 更新日時 2019年1月30日 18:19 JST
統合は持ち株会社方式を検討、昨年9月に西川社長と一対一で協議 日産の社内調査は「策略であり反逆」-東京拘置所で日経と単独会見特別背任の罪などで起訴されたカルロス・ゴーン被告(日産自動車元会長)は逮捕前に企業連合(アライアンス)を組む日産と仏ルノー、三菱自動車の3社による経営統合計画が社内で進行していたことを日本経済新聞が30日に配信した単独インタビュー記事で明らかにした。昨年9月に日産の西川広人社長と統合案をめぐって一対一で協議していたという。
日経によると、ゴーン元会長は同日に勾留先の東京拘置所で約20分間、英語でのインタビューに応じた。3社の経営統合は持ち株会社方式が検討され、3社の自主性を確保する計画だったとしている。ゴーン被告は既に日産とルノーの経営トップから退いている。3社のアライアンスの将来については「推測できない」とした。
自身の逮捕のきっかけとなった日産の社内調査は「策略であり、反逆だ」とし、「一部の関係者が現実をゆがめるために、強いリーダーシップを独裁だと説明している。その目的は私を排除するためだ」と述べ、ルノーとの統合に反対する日産内のグループと関連していたことは「疑いようのないことだ」と話したとしている。
日産広報担当のニコラス・マックスフィールド氏はゴーン元会長の発言に対して、一連の事件を引き起こしたのはゴーン元会長とグレッグ・ケリー元代表取締役だとした上で、不正について実質的かつ説得力のある証拠をつかんでいる、などとコメントした。
ゴーン被告が報道機関のインタビューに応じるのは逮捕後初。報道によれば、ゴーン被告は中東の知人への送金の違法性を改めて否定し、送金は必要な幹部がサインしたと話した。なぜ勾留が続いているのか理解できないとした上で、「私は逃げない」として法廷では自分を弁護するなどと述べた。
ゴーン被告のその他の主な発言は以下の通り
- (私がやってきたことは)独裁ではなく強いリーダーシップ
- 一部の関係者が現実をゆがめるために、強いリーダーシップを独裁と説明している
- 3社統合の協議には三菱自の益子修最高経営責任者にも加わってほしかったが、西川社長が1対1での会話を求めてきた
- 統合構想は過去17年間取り組んできた方針に沿った内容で、あくまでも各社の自主性を尊重する内容だった
- CEO予備費はブラックボックスではない
- CEO予備費からインセンティブ、他地域でも
- 証拠は日産が持っており、証拠隠滅できない
- 健康状態は大丈夫
情報源:ゴーン元会長:日産・ルノー・三菱自の3社統合検討もー報道 – Bloomberg
- 日産ゴーン元会長、逮捕後初のインタビュー <イブニングスクープ>「これは反逆だ」 ゴーン元会長会見全文(日経新聞) 赤かぶ
- 日産ゴーン元会長、逮捕後初のインタビュー :日本経済新聞
- 「これは策略、反逆だ」 ゴーン元会長会見全文 :日本経済新聞
▼以下有料記事
【日経特報】中東の知人側への巨額送金は「必要な幹部が(決裁に)サインした」などと改めて違法性を否定。日産元会長のカルロス・ゴーン被告が30日、東京拘置所で日本経済新聞のインタビューに応じました。https://t.co/RT1uHQx8vs
— 日本経済新聞 電子版(日経電子版) (@nikkei) January 30, 2019
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