数値がプラスなら男性優位、マイナスなら女性優位、0に近いほど平等。
【簡単に説明すると】
・国際学術誌が男女平等調査
・91ヵ国が女性の方が優位
・男女平等1位はイタリア、日本は80位で女性の方が優位1月3日、国際学術誌「PLoS ONE(プロスワン)」が興味深い論文を発表した。
研究論文は、イギリスのサセックス大学と米国ミズーリ大コロンビアキャンパス(MU)の共同研究グループが性不平等を測定する「性不平等基礎指数」(BIGI・Basic Index of Gender Inequality)を開発、導入し、世界の人口は約63億人を調査したものである。
研究では、134カ国のうち91カ国で、女性が男性よりも良い環境にあることが分かった。一方、残りの43カ国では、まだ女性が低い環境に直面していることが確認された。
研究者によると、BIGIは教育の機会と平均健康寿命、全体的な生活の満足度との三要因に基づいて置かれて評価したものでスコアはゼロ(0)に近いほど、その国の男女平等のレベルは高くなる。すなわち、0は完全な男女平等を示す。
結果を詳細に見ると、134カ国のうち、イタリアが0.00021点と、男女平等に最も近い国となった。イタリアでは多少であるが、男性が少しだけ優位にあることが分かったがほんの些細な数字に過ぎない。
続いて、イスラエルが0.000626点をとなり、男女平等に二番目に近い国となった。しかし、この国でもまだ男性がより優位にある。
次いでサウジアラビアが-0.001554点となって3位を占めた。ここでスコアがマイナスである理由は、女性がより優位にあることを示している。さらに驚くべきことに、中国が0.00626点を受けて、8位を占めたという。すなわち、この国も男性がより優位にあるというものである。
10位に入ってはいないが、ドイツは-0.012993点となり20位。すなわち、この国でも女性はが優遇されている。気になる日本は80位で、女性がかなり優位という結果になった。
女性が優遇される国ランキングは次の通り。
カナダ(23位)、フランス(43位)、オーストラリア(49位)、米国(61位)、韓国(78位)、日本(80位) 、タイ(105位)、ベネズエラ(108位)、ウルグアイ(111位)、フィリピン(121位)
ここで順位が低い国ほど、より女性が優遇される国となる。一方、男性が優位にある国は、ペルー(37位)、シリア(71位)、アルジェリア(79位)、ウガンダ(84位)、カンボジア(90位)、モロッコ(95位)、ネパール(114位)、インド(117位)、ナイジェリア(120位)、パキスタン(124位)、チャド(134位)が挙げられておりこちらでは順位が低いほど、女性差別がひどいという意味だ。
情報源:男女平等調査で世界的な女性差別は嘘と判明 91ヵ国が女性の方が優位だった | ゴゴ通信
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