藤井聡太七段、二次予選決勝へ 第90期ヒューリック杯棋聖戦 | マイナビニュース

ふむ・・・


立ちはだかる「壁」を破り16人による本戦トーナメントへの出場なるか?

藤井七段の前に立ちはだかるタイトルホルダー。左から斎藤王座、藤井七段、久保王将
藤井七段の前に立ちはだかるタイトルホルダー。左から斎藤王座、藤井七段、久保王将

第90期ヒューリック杯棋聖戦二次予選の大石直嗣七段対藤井聡太七段戦が12月25日、関西将棋会館で行われ、藤井七段が勝って二次予選決勝に進出しました。

決勝に勝つと16人による本戦トーナメントに参加、そこで優勝すれば豊島将之棋聖への挑戦権獲得、タイトル戦初出場となります。

二次予選で1勝、本戦トーナメントで4勝ですから、タイトル初挑戦までマジック5!

五番勝負で勝つには3勝が必要ですから、棋聖獲得までマジック8!

……と考えるのは、少しばかり気が早いのでしょうね。

もしこんな話をご本人にしたら、「本戦トーナメントのことは考えず、まず二次予選決勝に全力を注ぎます」と言われてしまいそうですし、実際、事はそう簡単ではありません。

まず、「二次予選で1勝」。言うは易し、しかしその相手が超難敵なのです。

実は相手はまだ確定していないのですが、超難敵であることは確定しているという不思議な状態です。

二次予選決勝の相手は斎藤慎太郎王座対久保利明王将戦の勝者、つまりどちらが勝ち上がってきても「王座」か「王将」、タイトルホルダーとの一戦となります。

斎藤王座と藤井七段のこれまでの公式戦対戦成績は斎藤王座の2―0。藤井七段は未だ勝ち星を挙げられていません。2局とも今年度に入ってからの対局で、7月に行われた第66期王座戦本戦トーナメント準決勝、11月に行われた第4期叡王戦本戦トーナメント1回戦と、いずれも初挑戦が見える位置での対局でした。

久保王将と藤井七段は公式戦での対局はまだありませんが、昨年12月に名古屋で行われたイベントでの席上対局(※来場したお客様に見せるための将棋)で対戦していて、藤井七段が勝利しています。ただ、席上対局と公式戦では「本気度」が違いますから、この結果はほんの参考程度にしかなりません。

これまでタイトル初挑戦に一番近づいたのが、先にあげた第66期王座戦ベスト4という藤井七段。二次予選の決勝のみならず本戦トーナメントも当然、超強力メンバーが集うことが予想されますが、このヒューリック杯棋聖戦で、王座戦以上の突き抜けは見られるでしょうか。

情報源:藤井聡太七段二次予選決勝へ 第90期ヒューリック杯棋聖戦(マイナビニュース) – Yahoo!ニュースコメント

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個人的には久保王将に勝ってもらって、公式戦初手合いを見てみたい。