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アメリカのトランプ大統領は、中国がチベット族の住む地域への立ち入りを制限しているとして、関係する当局者にアメリカのビザを発給しないとする法案に署名しました。中国政府は「内政干渉だ」と強く反発していて、アメリカと中国の新たな火種になりそうです。
「チベット相互訪問法」と呼ばれるこの法案は、今月、アメリカ議会上院で可決されたあと、トランプ大統領が19日に署名し、成立しました。
「チベット相互訪問法」では、中国政府がチベット自治区や周辺のチベット族が住む地域で、アメリカの外交官や記者などの立ち入りを厳しく制限しているとして、その措置に関わった中国政府の当局者にはアメリカのビザを発給しないとしています。
国務省の広報担当者は20日、NHKに対し、「アメリカが中国に求めるのは相互主義だ。立ち入り制限を長年、懸念してきたことが今回の行動につながった」として、チベット自治区などへの立ち入りができるよう、取り組んでいく考えを示しました。
これに対して、中国外務省の華春瑩報道官は20日の記者会見で、現地の気象などの状況を考慮して行う必要な措置だと正当化し、「内政干渉で断固たる反対を表明する」と強く反発していて、貿易などをめぐって激しく対立するアメリカと中国の新たな火種になりそうです。
情報源:トランプ大統領 「チベット相互訪問法」に署名 中国が反発 | NHKニュース
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