中国 演劇上演中に観客から政府批判 波紋広がる

中国 演劇上演中に観客から政府批判 波紋広がる | NHKニュース

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中国でドイツの劇団が環境汚染の告発をテーマに演劇を上演したところ、観客から環境汚染への対応をめぐって中国政府を批判する声が上がり、そのあと予定していた公演が中止されるなど波紋を広げています。

中国の北京で、今月6日から8日にかけて、ドイツの劇団が環境汚染の告発などをテーマにした、ノルウェーの劇作家イプセンの「民衆の敵」という演劇を上演しました。

この中で、主人公が工場排水の汚染を告発したもののメディアなどから相手にされず集会を開いて市民に訴える場面があり、この問題についてどう思うか、観客に意見を求めました。

ドイツメディアなどによりますと、観客からは、「中国のメディアも汚染について真実を伝えない」とか、「われわれの政府も環境汚染の責任を負わない」などと、中国政府やメディアを批判する声が上がったということです。

劇団は、このあと江蘇省の南京で公演を予定していましたが、劇場側から「技術的な問題が生じた」と説明があり、直前で中止が決まったということです。

この説明について、ドイツの劇団の支配人は「本当の理由は大きな騒ぎになるのを避けるために違いなく、とても不満だ」と反発するなど波紋を広げています。

情報源:中国 演劇上演中に観客から政府批判 波紋広がる | NHKニュース


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