ふむ・・・
物質を構成する素粒子「ニュートリノ」を観測する岐阜県にある巨大な地下施設「スーパーカミオカンデ」の内部が12年ぶりに公開されました。
東京大学のスーパーカミオカンデは、すべての物質を構成する素粒子の一つ、ニュートリノを観測するため岐阜県飛騨市の地下1000メートルに造られた巨大な施設です。
ふだんは観測のため5万トンの水で満たされていますが、今回、改修工事に合わせて12年ぶりに水が抜かれ公開されました。
内部の直径と高さはおよそ40メートルあり、壁全体に1万個以上の丸い形のセンサーが取り付けられています。
センサーは、宇宙から飛んで来たニュートリノが水とぶつかったときに出るごく弱い光を検知する特殊なもので、きらきらと輝き、壮観な姿を見せていました。
スーパーカミオカンデの観測によって平成27年には東京大学の梶田隆章さんがノーベル物理学賞を受賞するなど、これまでも大きな成果を出していて、東京大学では来月には再び水を入れて、来年から観測を再開することにしています。
東京大学の中畑雅行教授は「水を抜くことはあまりなく、貴重な機会なので公開した。宇宙の歴史を解き明かすため今後の観測でも世界のトップを走り続けたい」と話していました。
情報源:スーパーカミオカンデ内部 観測用の水を抜いて12年ぶり公開 | NHKニュース
https://www.youtube.com/watch?v=j4mCMaREwWk&hd=1
普段は入れない場所に行ってきました。
岐阜県飛騨市の研究施設「スーパーカミオカンデ」の水をぜんぶ抜いてみると、そこにはこんな景色が。
飛騨市神岡町の鉱山の跡地につくられているのが、宇宙誕生のナゾに迫るスーパーカミオカンデ。
地下1000メートルの場所にある研究施設です。
普段は、5万トンもの水が入っていて、中を見ることは出来ませんが、このたび12年ぶりに水をぜんぶ抜いて内部が公開されました。
タンクの中にはこんな景色が、
「普段は真っ暗ですが、タンクの全面を光センサーが覆っていて、きらきらと光を反射して、幻想的な景色が広がっています」
(竹内記者)タンクの内側には、目に見えない素粒子ニュートリノを観測するセンサーが1万個以上取り付けられています。
ニュートリノの研究といえば、小柴昌俊さんや梶田隆章さんがノーベル物理学賞を受賞したことでも知られます。
私たちの手のひらを1秒間に数千個も通り抜けているニュートリノ。
普段は、真っ暗なこの場所で、ニュートリノが発するわずかな光を観測しているのです。
今回、水をぜんぶ抜いたのは、この感度をさらに高める改修工事を行うため。
「今回の工事によって、宇宙のはじまりのころからのニュートリノ、特に重い星が最後(爆発するとき)に出るニュートリノがあり、それを捉えることで宇宙の歴史を探りたい。
きっと新たなノーベル賞クラスの研究が出てくるのではと思っています」
(東京大学宇宙線研究所 中畑雅行教授)来年1月には、再びタンクの水を貯めて、観測を再開する予定で、2026年には、10倍の規模がある「ハイパーカミオカンデ」も実験を始める計画です。
情報源:新たなノーベル賞にも期待‥水を抜いたスーパーカミオカンデの内部公開(CBCテレビ) – Yahoo!ニュース
情報源:新たなノーベル賞にも期待‥水を抜いたスーパーカミオカンデの内部公開 | CBC NEWS(CBCニュース) | CBCテレビ
ほぉ・・・