おめでとうございます。
テニスの四大大会最終戦、全米オープンの女子シングルス準決勝で大坂なおみ選手がアメリカのマディソン・キーズ選手にセットカウント2対0で勝ち、決勝進出を決めました。四大大会の女子シングルスで日本選手が決勝に進むのは初めてです。
世界ランキング19位、20歳の大坂選手は準々決勝までの5試合中、4試合でストレート勝ちする強さを見せて6日の準決勝に進みました。準決勝では世界14位で、去年の全米オープンで準優勝したアメリカのキーズ選手と対戦しました。
大坂選手は第1セット、持ち味の高速サーブや力強いストロークでポイントを重ねる一方、ミスも少なく、6-2でこのセットを取りました。
続く第2セットも相手に流れを渡すことなく6-4で奪ってセットカウント2対0のストレート勝ちで決勝進出を決めました。四大大会の女子シングルスで日本選手が決勝に進むのは初めてです。
大坂選手は8日の決勝で、元世界女王のアメリカのセリーナ・ウィリアムズ選手と対戦します。
大阪「すごく走って疲れた すごくうれしい」
全米オープンの決勝に進んだ大坂なおみ選手は、試合後のインタビューで「すごく走って疲れた。試合中は、がまんのプレーをしていた。すごくうれしい」と話しました。また、セリーナ・ウィリアムズ選手と対戦する決勝については、「すごく緊張するけれどとても楽しみにしている。次もしっかりと頑張ります」と話しました。
大坂なおみ 大阪市生まれ パワーテニスが持ち味
大坂なおみ選手は20歳。
ハイチ出身の父と日本人の母を持ち、大阪市で生まれ、3歳からアメリカに移り住みました。5年前にプロに転向し、身長1メートル80センチの体格を生かした時速200キロ近い高速サーブや力強いストロークなどパワーテニスが持ち味です。
女子ツアーに本格的に出場し始めた1年目のおととし、東京でのツアー大会で準優勝し、その年、女子ツアーで最優秀新人賞にあたる賞に日本女子で初めて選ばれるなど活躍が期待されてきました。
ことし3月には四大大会に次ぐ格付けの女子ツアーの大会で日本選手として初の優勝をつかみました。四大大会では、ことし1月の全豪オープンで四大大会初のベスト16に入り、続く2大会でも3回戦進出を果たしていました。
情報源:テニス 全米オープン 大坂が決勝進出 四大大会の女子で史上初 | NHKニュース
「テニス・全米オープン」(6日、ニューヨーク)
女子シングルス準決勝が6日(日本時間7日)、米国ニューヨークのアーサー・アッシュ・スタジアムで開催され、世界ランキング19位の大坂なおみ(20)=日清食品=が、6-2、6-4で同14位のマディソン・キーズ(23)=米国=にストレート勝ち。日本女子史上初の四大大会決勝進出を決めた。準決勝第1試合でアナスタシア・セバストワ(ラトビア)に6-3、6-0で圧勝したセリーナ・ウィリアムズ(米国)と決勝で対戦する。
日本女子初のグランドスラム決勝進出へ大坂の勢いが止まらない。昨年の全米オープン準優勝で、今回も地元ファンの前で抜群の強さを見せているキーズと序盤から力強いストローク合戦を展開。両者がサービスゲームをキープする中で、大坂がサーブの第4ゲームを迎える。ここで0-40とピンチを迎えるが、そこから粘りを見せてこのゲームをキープすると、続く第5ゲームでブレークに先行した。第7ゲームは4ポイント連取でブレークするなど圧倒して第1セットを制した。
第2セットに入っても流れは変わらない。第1ゲーム、大坂は30-40とブレークポイントを迎えると、ここでキーズの深いショットが決まったと判定されたが、これにチャレンジ。検証の結果、ラインを越えておりチャレンジに成功してブレークした。第2ゲームでは6度のブレークポイントをしのいでキープした。その後、両者がサービスゲームをキープし、第10ゲームを確保した大坂が6-4で勝利を決めた。
情報源:大坂なおみ日本女子史上初のGS決勝進出 準決勝キーズにストレート勝ち/スポーツ/デイリースポーツ online
テニス・全米オープン第11日(6日、ビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニスセンター)女子シングルス準決勝で、第20シードの大坂なおみ(20)=日清食品=が、昨年準優勝の第14シード、マディソン・キーズ(23)=米国=を6-2、6-4で破り、四大大会で日本女子初の決勝進出を果たした。次戦は6度目の優勝を飾った2014年大会以来4年ぶりに決勝に進んだ、四大大会歴代最多24勝目を狙う第17シードのセリーナ・ウィリアムズ(36)=米国=と対戦する。
日本女子テニス界の金字塔を打ち立てた。伊達公子、杉山愛ら、偉大な先輩が届かなかったグランドスラムのシングルスファイナルへ20歳の大坂が上り詰めた。宿敵キーズに雪辱を果たし、センターコートのアーサー・アッシュ・スタジアムを埋めたファンを熱狂させた。
キーズは2年前の全米の舞台でファイナルセット5-1から逆転負けを喫した忘れられない相手。今回が4度目の顔合わせで過去一度も勝てていない強敵だったが、勢いに乗る大坂の敵ではなかった。
第1セット、第4ゲームでブレークポイントを握られながら、何とかキープすると、続く第5ゲームをブレークし3-2とリード。第7ゲームでも再びブレークを奪い、第4ゲームから5ゲーム連取でこのセットを先取した。
第2セットは粘りを見せた。第1ゲームでブレークに成功すると、続く第2ゲームは6度のブレークポイントを凌ぎ、キープして2-0と主導権を握った。
「世界一になりたい」。夢と語ったグランドスラム制覇まであと1つ。相手は出産を経て、再び女王返り咲きを狙うセリーナに決まった。相手に不足はない。幼少期を過ごし、慣れ親しんだニューヨークの地で大坂が伝説を作る。
【第1セット】
第1ゲーム キーズ1-0大坂
大坂の深いリターン。キーズのショットはアウトに。40-30
センターへのサービスでポイントを挙げたキーズがゲームキープ
第2ゲーム キーズ1-1大坂
フォアクロスの打ち合い。先にネットにかけたのはキーズ。30-15
40-15から大坂がワイドサービスでポイント。ゲームキープ
第3ゲーム キーズ2-1大坂
キーズの深いフォアショットが決まる。40-30
キーズの逆クロスへのフォアハンドウィナー。キーズがゲームキープ
第4ゲーム キーズ2-2大坂
キーズのバックハンドリターンがネットにかかる。大坂が粘りを見せてジュースへ持ち込む。センターへのサービスでポイントを挙げた大坂がゲームキープ
第5ゲーム キーズ2-3大坂
大坂のクロスへのバックはネットにかかる。30-40
キーズのショットがネットに。フォアで食らいついた大坂がブレークに成功
第6ゲーム キーズ2-4大坂
大坂のフォアクロスがアウトに。ジュースへ。最後はキーズの逆クロスへフォアがアウトに。大坂がなんとかゲームキープ
第7ゲーム キーズ2-5大坂
ストレートを狙ったキーズのフォアはアウト。大坂にトリプルのブレークポイント。0-40。最後はキーズのフォアがネットにかかり、大坂がまたもブレーク
第8ゲーム キーズ2-6大坂
大坂のショットはネットに。ジュースへ。キーズのリターンがネットにかかり、大坂が安定したショットで第1セットを先取
【第2セット】
第1ゲーム キーズ0-1大坂
キーズのバックがアウトに!大坂にブレークポイント。30-40
最後はキーズのフォアがアウト。大坂がいきなりのブレークに成功
第2ゲーム キーズ0-2大坂
キーズのドロップショットが決まる。ジュースへ。大坂のフォアクロスが大きくアウトに。キーズに6度目のブレークポイントも、センターへのサービスエースで大坂がポイントを奪いジュースへ。ドロップショットからネットに出たキーズのボレーはわずかにアウト。ラリーで優位に立ち逆クロスへフォアで攻めたキーズのショットはアウト。大坂が執念のゲームキープ
第3ゲーム キーズ1-2大坂
大坂のフォアハンドリターンは大きくアウト。40-30
ストレートへカウンターでフォアを決めたキーズがゲームキープ
第4ゲーム キーズ1-3大坂
セカンドサービスをフォアで攻めたキーズがポイント。40-15
センターへのサービスで大坂がポイント。ゲームキープ
第5ゲーム キーズ2-3大坂
キーズのワイドへのサービスエース。40-0
角度をつけたフォアハンドでキーズがポイント。ラブゲームキープ
第6ゲーム キーズ2-4大坂
キーズのバックハンドウィナー。ジュースへ。ボディーへのセカンドサービスサービスで緩急をつけた大坂がポイント。最後はキーズのフォアが大きくアウト。大坂がゲームキープ
第7ゲーム キーズ3-4大坂
早いタイミングでのフォアでキーズがウィナーを奪う。40-0
大坂のフォアリターンはアウト。キーズがゲームキープ
第8ゲーム キーズ3-5大坂
逆クロスへのフォアで攻めた大坂がポイント。ジュースへ持ち込む
ストレートへのバックハンドで大坂がポイント。ゲームキープに
第9ゲーム キーズ4-5大坂
スイングボレーを決めてキーズがポイント。40-0
センターへのサービスエースでキーズがラブゲームキープ
第10ゲーム キーズ4-6大坂
コードボールをクロスへのバックで返した大坂。キーズのショットは大きくアウトに。40-15。最後はキーズのリターンが大きくアウト。進化を続ける大坂が圧巻のテニスで決勝進出を決めた
情報源:【試合結果】大坂、日本女子初の四大大会決勝進出!歴代最多24勝目狙うセリーナと頂上決戦/全米テニス (1/3ページ) – スポーツ – SANSPO.COM(サンスポ)
【ニューヨーク浅妻博之】テニスの4大大会の今季最終戦、全米オープン第11日は6日、当地のビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニスセンターで女子シングルス準決勝が行われ、第20シードの大坂なおみ(20)=日清食品=が、前回準優勝で第14シードのマディソン・キーズ(23)=米国=を6-2、6-4で降し、4大大会のシングルスで日本女子として初めて決勝に進んだ。男子を含めて日本勢が4大大会のシングルス決勝に進むのは、2014年全米オープンで準優勝した男子の錦織圭(28)=日清食品=以来、2人目。
大坂は13年9月にプロ転向。18歳で4大大会初出場した16年の全豪オープンでは3回戦まで進出した。今年1月の全豪は4大大会のシングルスで日本女子としては18年ぶりの4回戦まで勝ち進んだ。3月には4大大会に次ぐ格付けの「BNPパリバ・オープン」で日本選手で初めて優勝した。全米は過去2年はいずれも3回戦敗退だったが、1973年全豪の沢松和子、96年のウィンブルドン選手権など計3度進出した伊達公子のベスト4の記録を塗り替えた。
8日(日本時間9日)に行われる決勝で、4年ぶり7回目の優勝を狙う第17シードのセリーナ・ウィリアムズ(36)=米国=と対戦する。
情報源:全米テニス:大坂が決勝進出 日本女子初、次はセリーナと – 毎日新聞
日本女子初優勝成るか?