ふむ・・・
台風で浸水などの被害を受けた関西空港には、およそ3000人の利用客がとどまっていましたが、5日午前6時半ごろから高速船を使って神戸空港に利用客を運ぶピストン輸送が始まりました。
関西空港では4日、対岸と結ぶ連絡橋に台風の強い風にあおられたタンカーが衝突した影響で、利用客およそ3000人と空港で働く数百人が空港島から出られなくなり、ターミナルビルのロビーなどでひと晩を過ごしました。
空港を運営している「関西エアポート」は空港にとどまった利用客を5日朝から高速船を使って神戸空港まで無料で運ぶことを決めました。
そして第1便の船が午前6時半ごろに希望する人を乗せて関西空港を出発し、午前7時前に神戸空港の船着き場に到着しました。
高速船によるピストン輸送は、このあとも3隻を使って行われることになっています。
関西エアポートでは連絡橋の安全を確認して問題がなければ、利用客をバスで輸送することも検討しています。
利用客からは不満の声
関西空港で一夜を明かし高速船に乗って神戸空港まで移動してきた人からは、長時間、空港に閉じ込められたことに不満の声が聞かれました。
友人とシンガポールに向かう予定だった奈良県橿原市の27歳の女性は「関空では停電していたりクーラーの効きが悪かったりしたので、出られて安心しています。空港内の案内がほとんどなく電波も悪かったので不満です。予定が大きく変わってしまい残念です」と話していました。
カナダに向かう予定だった大阪・東住吉区の50代の女性は「一晩寝ることができず疲れました。空港の職員が案内をほとんどしてくれませんでした。このあとは名古屋に新幹線で行って当初の目的地に向かうつもりです」と話していました。
子どもの結婚式のためにハワイに向かう予定だった堺市の60歳の男性は、「空港では布団代わりの段ボールや水を支給してもらい対応はよかったと思うが、朝まで過ごしたので疲れた。予定がキャンセルになり残念だ。きょうはひとまず自宅に帰りたい」と話していました。
情報源:関西空港から神戸空港へ 3000人を高速船でピストン輸送 | NHKニュース
はぁ・・・