2連勝のストレート勝ちで佐々木六段が決勝進出。
持ち時間5分、1手につき5秒が加算される超早指し戦「AbemaTVトーナメント Inspired by 羽生善治」の決勝トーナメント準決勝(三番勝負)で、佐々木勇気六段(24)が羽生善治竜王(47)に2連勝し、決勝進出を決めた。これで決勝は、別ブロックを破竹の勢いで勝ち抜いてきた天才棋士・藤井聡太七段(16)と対戦することが決定。あの大記録を29連勝で止めた以来の宿命の対決が、1年以上の時を経てまた実現した。
将棋界の第一人者との対決を心待ちにし、そして全力でぶつかった。「この企画に参加した時から、羽生竜王と対戦したいなと。序盤から気を抜けない戦いになると思うので、どれだけついていけるか」と、攻撃的な将棋に定評がある佐々木六段が、いつも以上に気合を入れた。緊張の1局目。「硬くなっているんですかね。どうしても均衡を保とうと思ってしまう気持ちが強くなった」と、羽生竜王と対等に渡り合うことを意識し過ぎた。それでも得意の実戦的な将棋になると、気持ちにスイッチが入り、いつもの攻め気が戻った。羽生竜王の玉の薄さを突き、終盤は一気に押し切った。
若手は1つの白星で大きく成長する。2局目は、羽生竜王の振り飛車に意表を突かれたものの、徐々に落ち着きを取り戻した。「昔の将棋を思い出しながら指していました。ただ、もう分からなくて途中から自分らしく実戦的にいこうと指し方を変えました」と、開き直った。「羽生竜王に勢いがついてしまうと、こちらはどうしようもなくなっちゃうと思うので」と、1局目で築いた流れを渡すことなく、ファンの予想を大きく覆す2連勝で、初代「最速最強」の座に王手をかけた。
これで決勝は、あの藤井七段との対決。藤井七段がデビュー以来、築き上げた29連勝を止めた相手として先輩棋士として大きな注目を浴びたが、その後も藤井七段の勢いは止まらず、今や段位では1つ遅れを取った。「藤井さんとの対局はかなり久しぶりになるんですけど、またその時と状況が変わって、向こうの方が七段と1つ上を行っていますから。羽生竜王とはまた違う気持ちで、硬くなるというよりも、相手を意識し過ぎないで、頑張りたいと思います」と決意を口にした。棋界のレジェンド羽生竜王が着想した、今回の超速将棋。将来を背負って立つ後継者候補に名乗りをあげるのは佐々木六段か、藤井七段か。運命の三番勝負の結果は、もうすぐ明かされる。
◆AbemaTVトーナメント Inspired by 羽生善治 将棋界で初めて7つのタイトルで永世称号の資格を得る「永世七冠」を達成した羽生善治竜王が着想した、独自のルールで行われる超早指し戦によるトーナメント。持ち時間は各5分で、1手指すごとに5秒が加算される。羽生竜王が趣味とするチェスの「フィッシャールール」がベースになっている。1回の顔合わせで先に2勝した方が勝ち上がる三番勝負。予選は藤井聡太七段が登場するAブロックからCブロックまで各4人が参加し、各ブロック2人が決勝トーナメントへ。シードの羽生竜王、久保利明王将を加えた8人で、最速・最強の座を争う。
情報源:佐々木勇気六段、第一人者・羽生善治竜王を撃破! 決勝で藤井聡太七段と宿命の対決へ/AbemaTVトーナメント準決勝(AbemaTIMES) – Yahoo!ニュース
情報源:佐々木勇気六段、第一人者・羽生善治竜王を撃破! 決勝で藤井聡太七段と宿命の対決へ/AbemaTVトーナメント準決勝 | AbemaTIMES
https://www.youtube.com/watch?v=9NqCgTNxzns&hd=1
https://www.youtube.com/watch?v=ZJg8mOqSI44&hd=1
ふむ・・・