羽生善治竜王敗れる 佐々木勇気六段が2連勝で決勝へ 藤井聡太七段と激突/AbemaTVトーナメント準決勝

羽生善治竜王敗れる 佐々木勇気六段が2連勝で決勝へ 藤井聡太七段と激突/AbemaTVトーナメント準決勝 | AbemaTIMES

まさかのストレート負け。


持ち時間5分、1手につき5秒が加算される超早指し戦「AbemaTVトーナメント Inspired by 羽生善治」の決勝トーナメント準決勝(三番勝負)で、佐々木勇気六段(24)が羽生善治竜王(47)に2連勝し、決勝進出を決めた。羽生竜王は自ら着想した超速将棋で、天才棋士・藤井聡太七段(16)との対戦を目前に、準決勝で姿を消すことになった。

羽生善治竜王敗れる 佐々木勇気六段が2連勝で決勝へ 藤井聡太七段と激突/AbemaTVトーナメント準決勝
羽生善治竜王敗れる 佐々木勇気六段が2連勝で決勝へ 藤井聡太七段と激突/AbemaTVトーナメント準決勝

自ら着想した、極限の集中力と直感を求められる超速将棋で、羽生竜王が新鋭の勢いをまともに食らった。若手有利と言われる早指しの中でも異質な今回のルール。それでもファンの予想は8割近くが“羽生勝利”だった。だが迎えた先手番で迎えた1局目、中盤の勝負どころで見せた小さな隙を若手注目株の1人、佐々木六段に的確に突かれて敗れた。

続く2局目、なんとか巻き返しを狙った羽生竜王は、振り飛車で勝負に出た。佐々木六段が生まれる前によく指されていたような、オールドスタイルの戦型を選び、そこから力戦に持ち込んだが、佐々木六段の切り返しに「短時間でもすごく手が見えている」と脱帽し、87手で敗れた。

今回の大会は、羽生竜王が新たな将棋の見せ方、楽しみ方として着想したもの。単に時間に追われる将棋ではなく、自分の指すスピードによって持ち時間を蓄えることができる、将棋の世界になかった魅力を付け加えた。決勝に進んだ藤井七段、佐々木六段、いずれも予選から対局をこなし、確実にルールへの対応力を身につけて勝ち上がってきた。結果としては、本番では決勝トーナメント1回戦で2局しか経験がなかった羽生竜王に、超速将棋の難しさと、若手の勢いが重なって襲ってくることになった。

今年2月の朝日杯将棋オープン戦以来となる、ファン待望の「羽生VS藤井」は実現しなかった。それでも羽生竜王は「フレッシュな型同士の対戦でもありますし、お互い終盤の切れ味みたいなものが持ち味であるので、最後まで見逃せない好勝負になるんじゃないかなと思います」と、将来の将棋界を背負う2人の対決に期待した。

勝負師として、敗れたことは残念だ。ただ、この大会を契機に棋界の新星が生まれることも期待していたはずだ。「羽生善治」の名が入った今回の大会の覇者は、間違いなく次世代を担う、後継者候補の1人となる。

◆AbemaTVトーナメント Inspired by 羽生善治 将棋界で初めて7つのタイトルで永世称号の資格を得る「永世七冠」を達成した羽生善治竜王が着想した、独自のルールで行われる超早指し戦によるトーナメント。持ち時間は各5分で、1手指すごとに5秒が加算される。羽生竜王が趣味とするチェスの「フィッシャールール」がベースになっている。1回の顔合わせで先に2勝した方が勝ち上がる三番勝負。予選は藤井聡太七段が登場するAブロックからCブロックまで各4人が参加し、各ブロック2人が決勝トーナメントへ。シードの羽生竜王、久保利明王将を加えた8人で、最速・最強の座を争う。

情報源:羽生善治竜王敗れる 佐々木勇気六段が2連勝で決勝へ 藤井聡太七段と激突/AbemaTVトーナメント準決勝(AbemaTIMES) – Yahoo!ニュース

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