ふむ・・・
西日本を中心とする記録的な豪雨で、特別警報が発表された広島県と岡山県、それに福岡県の住民を対象に、専門家がアンケートを行った結果、およそ85%が特別警報が発表されたことを認識していた一方で、実際に避難した人は3%余りだったことがわかりました。
災害時の避難行動に詳しい静岡大学の牛山素行教授は、西日本を中心とした豪雨で特別警報が出された府県のうち、広島県と岡山県、それに福岡県の住民を対象に今月下旬、インターネット上でアンケートを行い、20代以上の男女合わせて557人から回答を得ました。
その結果、自分が住む市や町に特別警報が発表されたことを認識していた人は、およそ85%に上りました。
一方、自治体が指定した避難場所や、親戚の家などに避難した人は合わせて3.6%でした。
また、予定していた外出を取りやめたか、時間を変更した人はおよそ23%でした。
避難しなかったと答えた人に、理由を複数回答でたずねたところ、「自宅は洪水や土砂災害の危険性が低いと思っていた」が最も多く、次いで「住宅の被害や、停電、断水などの影響が無かった」、「自宅やその周辺が浸水したり土砂が来たりしなかったから」となっていて、牛山教授は身近に危機を感じるまでは多くの人がふだんと変わらない生活を送っていた可能性があると分析しています。
調査を行った牛山教授は「情報の持つ危機感が住民に十分に伝わっていないことが明らかになった。情報の受け手側が意味を理解して活用する必要がある。
一方で、情報の種類が多く複雑でわかりにくくなっていることから整理も必要だ」と指摘しています。
情報源:西日本豪雨 特別警報の発表認識も避難は3%余 | NHKニュース
地震はしょっちゅう起こるけど、洪水被害って身近に感じないからな・・・