藤井聡太七段、予選から破竹の6連勝 増田康宏六段との“天才対決”にも快勝/AbemaTVトーナメント決勝T1回戦

藤井聡太七段、予選から破竹の6連勝 増田康宏六段との“天才対決”にも快勝/AbemaTVトーナメント決勝T1回戦 | AbemaTIMES

2連勝で藤井七段の勝ち。


持ち時間5分、1手につき5秒が加算される超早指し戦「AbemaTVトーナメント Inspired by 羽生善治」の決勝トーナメント1回戦(三番勝負)、藤井聡太七段(16)と増田康宏六段(20)が7月29日に放送され、藤井七段が2連勝で準決勝進出を決めた。「西の藤井、東の増田」と呼ばれる2人の天才棋士同士の対決は、プロデビューから2年足らずの藤井七段が成長力を見せつけ完勝。予選から負け知らずの6連勝で“最速・最強”の座に一歩近づいた。

通常の対局よりはるかに短い時間の中で、藤井七段が研ぎ澄まされた。若手棋戦・新人王戦を2016、2017年と連覇し、一時は藤井七段より前に5人目の中学生棋士になるのではとも言われた、増田六段を圧倒した。得意な詰将棋にも代表される正確無比の終盤力。そしてプロ入り後に大きく力をつけたとされる序盤力。敗れた増田六段が「思った以上にきつかったですね」と唇を噛み、解説していた菅井竜也王位(26)も「序盤が洗練されて、序盤巧者になっている。上手すぎて終盤戦が来ない」と舌を巻いた。

若手有利と言われる早指し戦でも、藤井七段の瞬発力はずば抜けていた。菅井王位が「相手の好手を悪手にしてしまう」と語るように、短い時間の中で返し技を繰り出すことで、相手を惑わせた。優勢となり、寄せに入ってからノータイムで指し続けるのは、長時間の対局時も同じ。ただでさえ大きなプレッシャーに、時間が切迫するという二重攻撃を受けては、実力者・増田六段も耐え切れなかった。

全棋士未体験の超速将棋で、負け知らずの6連勝。次戦は高見泰地叡王(25)と久保利明王将(42)の勝者と対戦する。藤井七段は「いずれにしてもタイトルホルダーという大変な強敵との対戦になりますけど、短い持ち時間ですと、相手よりもやはり自分を信じて戦うことが大事かなと思うので、次局もそのように戦って全力を尽くしたいと思います」と語った。この快進撃を見る限り、タイトルホルダー、ベテラン、若手を問わず、このルールを最も向いているのは藤井七段なのでは、と思わせる勝ちっぷりだった。

◆AbemaTVトーナメント Inspired by 羽生善治 将棋界で初めて7つのタイトルで永世称号の資格を得る「永世七冠」を達成した羽生善治竜王が着想した、独自のルールで行われる超早指し戦によるトーナメント。持ち時間は各5分で、1手指すごとに5秒が加算される。羽生竜王が趣味とするチェスの「フィッシャールール」がベースになっている。1回の顔合わせで先に2勝した方が勝ち上がる三番勝負。予選は藤井聡太七段が登場するAブロックからCブロックまで各4人が参加し、各ブロック2人が決勝トーナメントへ。シードの羽生竜王、久保利明王将を加えた8人で、最速・最強の座を争う。

情報源:藤井聡太七段、予選から破竹の6連勝 増田康宏六段との“天才対決”にも快勝/AbemaTVトーナメント決勝T1回戦(AbemaTIMES) – Yahoo!ニュース

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https://www.youtube.com/watch?v=12bTRTC8iAc

https://www.youtube.com/watch?v=8kCqj4lDvyU



時期的に、竜王戦で都成五段戦が終わって、増田戦の前に収録があったんだよな。次回の放送は高見叡王と久保王将のタイトルホルダー対決。