ふむ・・・
米ケーブルテレビ最大手コムキャストは19日、米娯楽・メディア大手21世紀フォックスの中核事業の買収を断念した、と発表した。フォックスの同事業をめぐっては、米娯楽・メディア大手ウォルト・ディズニーと争奪戦を繰り広げていた。これにより、ディズニーが713億ドル(約8兆円)でフォックスを買収することがほぼ確実になった。
コムキャストは投資会社などと組んでさらに買収額を引き上げる可能性も指摘されていた。しかし、19日の声明で「(同時に買収計画を進めている英放送局)スカイの買収に集中する」として、争奪戦から降りる考えを明らかにした。買収額が膨れあがることを避けたとみられる。
買収合戦の対象になっていたのは、映画スタジオ「20世紀フォックス」や、「ナショナルジオグラフィック」といったテレビ番組事業、海外放送、動画配信Hulu(フールー)の経営権など。「メディア王」の異名をとるルパート・マードック氏が率いるフォックスのコンテンツビジネスの大半だ。ディズニーはこれらを取り込むことで、来年にも始める自社の動画配信サービスを充実させ、急成長する米ネットフリックスやアマゾンと対抗することになる。
ディズニーとフォックスは昨年末、約524億ドル分のディズニー株を対価にフォックス事業を買収することで合意していた。これに対し、コムキャストが現金約650億ドルでの買収を提案。ディズニーも対抗して買収額を約713億ドルにまで引き上げ、大がかりな買収合戦に発展していた。
ディズニーにとっては独占禁止審査も大きな関門だったが、米司法省は6月27日、フォックスが全米に抱える地方スポーツ放送局の分離を条件に、買収を認めた。これによって争奪戦はディズニーが大きくリードしていた。
米国では通信大手AT&Tが娯楽・メディア大手タイム・ワーナーを6月に買収したばかり。米西海岸の巨大IT企業が動画配信などのサービスで存在感を高めており、顧客を奪われている娯楽・メディア・通信産業で、旧来の業界の垣根を越えた大型再編が相次いでいる。(セントルイス=江渕崇)
情報源:ディズニー、8兆円でフォックス買収へ 競合相手が断念(朝日新聞デジタル) – Yahoo!ニュース
情報源:ディズニー、8兆円でフォックス買収へ 競合相手が断念:朝日新聞デジタル
どうなるのかね・・・