羽生二冠 前人未到の通算100期へ きょう「棋聖戦」最終局

羽生二冠 前人未到の通算100期へ きょう「棋聖戦」最終局

防衛すれば通算100期、奪取すれば初タイトル。
くわえて、奪取なら数十年ぶりに一人1タイトルになる。


将棋の羽生善治二冠は、17日、八大タイトルの1つ「棋聖戦」の最終局に臨み、勝てばタイトル獲得数が前人未到の通算100期となります。

棋聖戦の五番勝負は、タイトルを保持する羽生善治二冠(47)に豊島将之八段(28)が挑み、ともに2勝2敗で17日の最終局を迎えます。

羽生二冠は、この対局に勝つと「棋聖」のタイトルを防衛し、平成元年から積み重ねてきたタイトル獲得数が、前人未到の通算100期となります。

一方、豊島八段が勝てば、初めてのタイトル獲得を果たし、羽生二冠は「竜王」のみの一冠に後退します。

日本将棋連盟によりますと、この場合は、同時に複数のタイトルを保持する棋士が31年ぶりにいなくなり、すべてのタイトルを別々の棋士が持つことになります。

対局は東京都内で17日午前9時に始まり、17日夜に勝敗が決まる見通しです。

情報源:羽生二冠 前人未到の通算100期へ きょう「棋聖戦」最終局 | NHKニュース


第89期ヒューリック杯棋聖戦第5局の検分をする羽生善治棋聖(左)と豊島将之八段=16日午後、東京都千代田区の都市センターホテル(飯田英男撮影)
第89期ヒューリック杯棋聖戦第5局の検分をする羽生善治棋聖(左)と豊島将之八段=16日午後、東京都千代田区の都市センターホテル(飯田英男撮影)

羽生善治(はぶ・よしはる)棋聖(47)=竜王=に豊島将之(とよしま・まさゆき)八段(28)が挑戦している産経新聞社主催の将棋のタイトル戦「第89期ヒューリック杯棋聖戦五番勝負」の第5局が17日、東京都千代田区の都市センターホテルで指される。2勝2敗で迎えた最終局。羽生棋聖に棋聖11連覇と前人未到のタイトル獲得通算100期が、豊島八段には5度目のタイトル挑戦で念願の初戴冠が懸かる大一番だ。

羽生棋聖が11連覇を達成すれば、大山康晴、中原誠の両永世棋聖を抜いて棋聖最多17期となる。タイトル獲得通算100期は2位の大山永世棋聖の80期を大きく引き離す大記録。豊島八段が勝てば、31年ぶりに1人1タイトルを分け合う。

今シリーズは6月6日に兵庫・淡路島で開幕。第1局は先手の豊島八段が最後まで丁寧な指し回しを見せ、初戴冠に向けて先勝。羽生棋聖の先手で迎えた第2局は終盤、豊島八段に見落としがあり、羽生棋聖が1勝1敗の五分に戻した。

第3局は、後手の羽生棋聖が意表の袖飛車(そでびしゃ)の構え。しかし、最後は豊島八段が、粘る羽生棋聖の玉を必至に追い込み、念願の初タイトルに王手。後のない羽生棋聖は、第4局で豊島八段の序盤からの積極的な指し回しを受けながら反撃。2勝2敗として、最終局に決着を持ち越した。

両対局者は16日午後、会場となる都市センターホテルで検分を行い、対局室の駒や盤、照明などを確認。羽生棋聖は「この一局で決まる。持っているものを出し切りたい」、豊島八段も「最後(最終局)なので悔いのないよう頑張りたい」と、闘志をみなぎらせた。

第5局は午前9時に対局開始。先後は振り駒で決定する。持ち時間各4時間で1日指し切り制。立会は島朗(あきら)九段が務める。

熱戦の模様はウェブサイト「産経ニュース」でライブ中継します。

情報源:【第89期ヒューリック杯棋聖戦】11連覇か初戴冠か 17日午前9時から注目の最終局 – 産経ニュース




叡王が増えて現在はタイトルが8つあるからちょっと違うけど、タイトルホルダーが8人になるって意味ね。