(大志 藤井聡太のいる時代)修業編:2 小6で初段、加藤九段や羽生竜王より早く:朝日新聞デジタル

ほぉ・・・


師匠の杉本昌隆七段の指導を受ける藤井聡太七段。当時、小学4~5年生だった=2012~13年ごろ
師匠の杉本昌隆七段の指導を受ける藤井聡太七段。当時、小学4~5年生だった=2012~13年ごろ

2012年9月、小学4年の藤井聡太(そうた)七段(15)は、日本将棋連盟の棋士養成機関「奨励会(しょうれいかい)」に入会した。月に2回、例会が開かれる関西将棋会館(大阪市)に通う日々が始まった。

6級でスタートした10歳の聡太のライバルは年上ばかりだった。しかし、聡太は9勝2敗の好成績を挙げ、約2カ月で5級への昇級を果たす。「最初は不安があったが、5級に上がって自信になった」と振り返る。

3級の時、負けが込んで、4級降級の危機に立たされた。その日は悔し涙を流したが、すぐに立ち直った。入会1年後には2級になっていた。

この時期に撮られた1枚の写真がある。師匠の杉本昌隆七段(49)が名古屋市内で開く将棋教室で、聡太に指導する様子が写っている。

「将来、彼が棋士になった時に、『師弟で将棋を指している写真はありませんか』と尋ねられるだろうと思ったんです。私は師匠(故板谷進九段)と指している写真がなかったので、彼との写真を残したいなと」

杉本にとって、聡太は既に特別な存在だったが、他の弟子に撮影を頼むのは気まずい。カメラのシャッターを押したのは、聡太の母の裕子(ゆうこ)(48)だった。

杉本の期待にたがわず、聡太は成長を続けた。まだ11歳だった14年6月には、1級から初段に昇段。プロとして認められる四段を目指す上での一つの区切りに、小学6年で到達した。この快挙は話題になり、ネット上には「凄(すご)い才能の持ち主が現れた」などの文字が躍った。

将棋界では、棋士になるのが若ければ若いほど将来を嘱望される。とりわけ、元名人の加藤一二三九段(78)、羽生善治竜王(47)らのように、中学生で棋士になった過去の4人はいずれも大成している。聡太の「11歳で初段」は、その4人を上回るスピード出世だった。「5人目の中学生棋士の誕生なるか」。聡太にはそうした期待もかかるようになった。=敬称略

(村瀬信也)

◆毎週日曜に掲載します。

情報源:(大志 藤井聡太のいる時代)修業編:2 小6で初段、加藤九段や羽生竜王より早く:朝日新聞デジタル


へぇ・・・