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オウム真理教の一連の事件で6日、死刑が執行された元代表の麻原彰晃、本名・松本智津夫元死刑囚の遺体について、法務省は教団とは関係を絶ったとされる元死刑囚の四女に引き渡す方向で検討を進めていることが関係者への取材でわかりました。一方、妻とほかの子どもたちは7日、法務大臣宛てに要望書を提出し遺体を妻に引き渡すよう求め、法務省の対応が注目されます。
オウム真理教の一連の事件では6日、元代表の松本智津夫元死刑囚ら教団の元幹部7人の死刑が執行され、関係者によりますと松本元死刑囚は、執行される前、東京拘置所側にみずからの遺体を29歳の四女に引き渡したいという意思を示したということです。
このため法務省は四女に遺体を引き渡す方向で検討を進め、7日、担当者が東京拘置所で代理人の弁護士などと面会しました。
四女は去年、両親と縁を切ったとして都内で会見を開くなど教団とは関係を絶っているとされています。
一方、松本元死刑囚の妻と、次女や三女などほかの4人の子どもたちは7日、法務大臣宛てに要望書を提出し遺体は妻に引き渡すよう求めました。
この中で妻らは「元死刑囚の精神状態からすれば、特定の人を引き取り人として指定することはありえない」などと主張しています。
松本元死刑囚の遺体についてはいまも信仰を続けている信者らの崇拝の対象になりかねないという指摘があり、法務省の対応が注目されます。
また関係者によりますと、6日、刑が執行された教団元幹部の遠藤誠一元死刑囚の遺体は7日、東京拘置所から東京 足立区内にあるオウム真理教から名前を変えた「アレフ」の施設に移されたということです。
松本元死刑囚の四女 過去にほかの家族と対立
松本智津夫元死刑囚の四女は平成元年生まれの29歳で5歳のときに地下鉄サリン事件が起きています。
四女が8年前に発表した手記などによりますと、事件後に家族と対立して16歳の時に家出し、ジャーナリストの江川紹子さんが一時、後見人を務めました。
去年11月には代理人の滝本太郎弁護士とともに都内で会見を開き、両親と縁を切るため、みずからが死亡した場合、両親に遺産を相続させないよう求める申し立てが裁判所に認められたことを明らかにしました。
会見で四女は「両親を親として思い浮かべることはありません。罪の重さを考えると死刑執行以外に責任を取る方法はないと思います」と話していました。
元死刑囚の遺体の引き取り先 法律や規則では
刑が執行されたあとの元死刑囚の遺体を誰が引き取るかは、法律や規則に基づいて順位が定められていますが拒否することもできます。
最も順位が高いのは執行前に元死刑囚が指定した人で、引き取りを拒否した場合には、次いで配偶者、子ども、父母などの順番に拘置所が引き取る意思があるか確認します。
遺体ではなく、遺骨での引き取りを希望する場合は、拘置所が火葬し、遺骨を引き渡します。
対象になる人がいないか、いずれも引き取りを拒否した場合は拘置所が火葬したうえで管理する納骨堂などに納めることになっています。
情報源:松本元死刑囚の遺体 四女に引き渡し検討 法務省 | NHKニュース
ふむ・・・