「Internet Explorer」に対しては、昨年11月にリリースされた「Adobe Flash Player 27」から、管理者が設定ファイル“mms.cfg”を編集することで“Click-to-Play”機能を有効化できるようになっている。“Click-to-Play”(“Click-to-Run”、“Click-to-Activate”とも呼ばれる)はユーザーがコンテンツをクリックするまで再生しないようにするブロック機能で、「Microsoft Edge」などのモダンブラウザーには標準で組み込まれている。
一方「Microsoft Office」に対しては、「Adobe Flash Player 30」で“Click-to-Play”が有効化されている。これにより任意のコードが実行可能になってしまうタイプの脆弱性が新たに発見されても、“ドキュメントを開いただけで”マルウェアが実行されてしまうことはなくなる。