予想通り。
北朝鮮国営の対外向けラジオは、今月12日の米朝首脳会談でトランプ大統領が拉致問題を取り上げて以降、初めて拉致問題に触れました。このなかで「すでに解決された」とする従来の主張を繰り返し、日本政府をけん制しています。
北朝鮮の国営メディアを分析しているラヂオプレスによりますと、15日夜、国営の対外向けラジオ、ピョンヤン放送が日本に関する論評を伝えました。
このなかで「日本はすでに解決された拉致問題を引き続き持ち出し、自分たちの利益を得ようと画策している」として、「拉致問題は解決済み」という、従来の主張を繰り返しました。
そのうえで、「国際社会が一致して歓迎している朝鮮半島の平和の気流を必死に阻もうとしている」と指摘し、日本政府を非難しました。
今月12日にシンガポールで開かれた米朝首脳会談で、トランプ大統領が拉致問題について取り上げて以降、北朝鮮の国営メディアが「拉致問題は解決済み」という従来の主張を示したのはこれが初めてで、日朝首脳会談も視野に北朝鮮との直接対話に向けた調整を続けていくとする日本政府をけん制しています。
キム委員長 習主席の誕生日祝う書簡送る
北朝鮮国営の朝鮮中央テレビは15日夜、キム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党委員長が、15日に65歳の誕生日を迎えた中国の習近平国家主席に祝賀の書簡を送ったと、伝えました。
キム委員長が習主席の誕生日に合わせて祝賀のメッセージを送ったことが伝えられたのは、5年ぶりです。
書簡では、「血で結ばれた両国の友好を大切にして発展させていくことはわが党と人民の確固たる意思だ」と強調しています。
北朝鮮は、今月12日に米朝首脳会談が開かれたシンガポールに、キム委員長が中国の航空会社の専用機で訪れるなど、中国を後ろ盾にする姿勢を鮮明にしていて、習主席の誕生日を祝う書簡の公開は、急速に接近する両国の関係を反映しています。
情報源:北朝鮮メディア「拉致問題解決済み」 | NHKニュース
ラヂオプレス(RP)によると、北朝鮮の国営ラジオ、平壌放送は15日、日本人拉致問題について「既に解決された」と言及した。トランプ米大統領が12日の米朝首脳会談で拉致問題を提起した後、北朝鮮メディアが拉致問題は解決済みとの従来の主張を表明したのは初めて。
金正恩朝鮮労働党委員長は米朝首脳会談で、拉致問題について「解決済み」とは言及しなかったとされるが、同放送の表明は北朝鮮が従来の立場を変えていないことを示唆するものだ。(共同)
情報源:【激動・朝鮮半島】拉致問題「既に解決」と北朝鮮ラジオが再主張 米朝首脳会談後に初 – 産経ニュース
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