すげぇ・・・
圧倒的だけど、これでもいずれ抜かれるのがスパコン界隈のすごいところ。
オークリッジ国立研究所は、IBMと謎の半導体メーカーNIVIDIA(エヌビディア)とともに、新しいアメリカ産のスーパーコンピューター「Behold Summit」を開発しました。2018年6月現在、世界でも最も強力なスパコンになります。
計算速度は毎秒200ペタフロップス。日本のスパコン「京」の20倍、一般的なラップトップの100万倍高速です。Summitが1秒で計算できることを人間がやるなら、ざっと630億年はかかるそうな。そんなにかかったら進化しちゃうよ。
このバケモノスペックを支えるのは、4,608台のサーバー、9,216個のCPU、2万7648個のGPU、そして冷却のための4,000ガロン(約15,000l)の水です。システムの総量は340トンにもなり、消費電力は13メガワットにおよびます。
Summitが生まれる前までは、中国のスパコン「Sunway TaihuLight」がタイトル保持者でした。Summitはこの前回王者よりも60%高速で、アメリカで2012年から稼働してきたスパコン「Titan」よりも8倍近い処理能力を持っています。2012年当時は「Titan」が世界王者でしたが、翌年に中国の「天河二号」に追い抜かれました。まさに、追い抜け、追い越せ。
膨大なデータを処理できるSummitなら、気候モデルの作成や新しい航空機の設計、病気の原因の特定など、人間が知覚できない無数のパターンを計算することができます。2018年で200ペタフロップスですから、次に出てくる世界王者はどんなスペックになるんでしょうね。あぁ、現実がシミュレートされてゆく。
Image: Gizmodo US
Source: Gizmodo US
情報源:もうバケモノじゃん。アメリカの新スパコン「Behold Summit」が世界1位に返り咲き | ギズモード・ジャパン
はぁ・・・