絶滅危惧オオアジサシ、西之島で集団繁殖 噴火経て復活:朝日新聞デジタル

ほぉ・・・


断続的に噴火している東京・小笠原諸島の西之島で、絶滅危惧種の海鳥オオアジサシが集団繁殖していることがわかった。本社機「あすか」に同乗した森林総合研究所の川上和人・主任研究員が5日、確認した。2013年の噴火以降、繁殖は見られなくなっていたが、5年ぶりに繁殖地が復活した。

海岸近くに集まって繁殖するオオアジサシ=2018年6月5日午後2時17分、東京・小笠原諸島の西之島、朝日新聞社機から、恵原弘太郎撮影
海岸近くに集まって繁殖するオオアジサシ=2018年6月5日午後2時17分、東京・小笠原諸島の西之島、朝日新聞社機から、恵原弘太郎撮影

オオアジサシは国内では西之島と沖縄県・尖閣諸島でのみ繁殖する絶滅危惧種。西之島では島の中央付近で150~200ペアが繁殖していたが、13年からの噴火で営巣地が埋まり、繁殖集団は確認できなくなっていた。

西之島で1983年5月中旬ごろ撮影されたオオアジサシ
西之島で1983年5月中旬ごろ撮影されたオオアジサシ

5日に上空を飛行したところ、噴き出した溶岩や噴出物がたまって新たにできた島北部の海岸に、約180羽が身を寄せ合って休息する様子が確認できた。なかには卵を抱く個体もいた。噴火以前にいた個体が戻ってきたと考えられるという。

海岸近くにできたオオアジサシの集団繁殖地。上空から見ると白い固まりが見えた。周りにはカツオドリの巣も点在していた=2018年6月5日午後2時16分、東京・小笠原諸島の西之島、朝日新聞社機から、恵原弘太郎撮影
海岸近くにできたオオアジサシの集団繁殖地。上空から見ると白い固まりが見えた。周りにはカツオドリの巣も点在していた=2018年6月5日午後2時16分、東京・小笠原諸島の西之島、朝日新聞社機から、恵原弘太郎撮影

川上さんは「噴火後に少数のオオアジサシが飛ぶ様子は時々見られたが、群れがどこに行ったのかわかっていなかった。今回の繁殖集団の発見の意義は大きい」と話した。(小坪遊)

西之島=2018年6月5日午後2時11分、東京・小笠原諸島、朝日新聞社機から、恵原弘太郎撮影
西之島=2018年6月5日午後2時11分、東京・小笠原諸島、朝日新聞社機から、恵原弘太郎撮影
噴火口などから流れ出た溶岩が島を覆っていた=2018年6月5日午後2時9分、東京・小笠原諸島の西之島、朝日新聞社機から、恵原弘太郎撮影
噴火口などから流れ出た溶岩が島を覆っていた=2018年6月5日午後2時9分、東京・小笠原諸島の西之島、朝日新聞社機から、恵原弘太郎撮影

情報源:絶滅危惧オオアジサシ、西之島で集団繁殖 噴火経て復活(朝日新聞デジタル) – Yahoo!ニュース

情報源: 絶滅危惧オオアジサシ、西之島で集団繁殖 噴火経て復活:朝日新聞デジタル


へぇ・・・