ふむ・・・
人の筋力が低下する遺伝子レベルでの詳しいメカニズムを解明したと、広島大学の研究チームが発表しました。
研究チームでは、介護予防やリハビリの分野などでの新薬の開発を後押しするものだとしています。
これは、広島大学大学院の弓削類教授らの研究チームが、23日、記者会見を開いて明らかにしました。
研究チームでは、人の筋力が低下する遺伝子レベルでの詳しいメカニズムを解明するため重力が異なる環境で大型のネズミ、ラットの筋肉になる細胞の培養実験を行い、変化を分析しました。
その結果、細胞の成長に関わる遺伝子の一部に分子が結合する「DNAメチル化」と呼ばれる現象が起きると、筋肉の細胞が成長しにくくなり、薬剤で分子の結合を抑制すれば、逆に、細胞の成長がスムーズになりました。
研究チームでは、「DNAメチル化」をコントロールできれば、筋力の低下を防げる可能性があるとしていて、介護予防やリハビリの分野などでの新薬の開発を後押しするものだとしています。
研究チームの弓削教授は、「筋力低下をどう防ぐかが分かれば、たくさんの人たちを救うこともできるので、この結果を応用していきたい」と話していました。
ほぉ・・・