奈良)名人戦大盤解説 興福寺会館で:朝日新聞デジタル

ふむ・・・


大盤解説をする斎藤慎太郎七段(右)と山口絵美菜女流1級(左)=2018年5月8日、奈良市の興福寺会館、加治隼人撮影
大盤解説をする斎藤慎太郎七段(右)と山口絵美菜女流1級(左)=2018年5月8日、奈良市の興福寺会館、加治隼人撮影

佐藤天彦(あまひこ)名人(30)に羽生(はぶ)善治(よしはる)竜王(47)が挑戦する第76期将棋名人戦七番勝負第3局(朝日新聞社、毎日新聞社主催、大和証券グループ協賛、興福寺協力)が8日、奈良市の興福寺本坊で始まった。境内の興福寺会館では、両者の対局をプロ棋士らが解説する大盤解説があり、将棋ファン約160人が集まった。

解説は奈良市出身の斎藤慎太郎七段(25)。「奈良での開催ということで、僕にとって今回のタイトル戦は大変楽しみです」とあいさつ。山口絵美菜女流1級(24)が聞き手を務めた。

第2局と同じ「角換わり」の戦型で、先手と後手で同じ手順が続く第3局の序盤。大盤で棋譜を再現しながら、2人は指し手の狙いや最近の傾向を説明。両者の陣形について「とにかく隙のない形ですね」と振り返った。

対局室の様子を中継する画面に、下を向いて考え込むような佐藤名人の姿が映ると、斎藤七段は「このポーズのときはクラシック音楽が頭の中で流れてると聞いたことがあります」と「解説」。じっと対局を見守る会場を和ませた。

2人は初心者向けにも改めて局面を解説。山口女流1級が、佐藤名人のあざらし柄の和服や羽生竜王の持つ黒い扇子について触れるなど、親しみやすい話題でも盛り上がった。

対局場から立会人の福崎文吾九段(58)と副立会人の畠山鎮(まもる)七段(48)も駆けつけ、冗談交じりの解説で会場に笑いを巻き起こした。

大盤解説の合間には、大阪商業大アミューズメント産業研究所の古作登主任研究員(55)の講演もあった。興福寺旧境内で出土した日本最古とされる将棋駒「興福寺駒」や将棋のルーツについて話をした。

京都市から参加した会社員の浦上康一さん(35)は「どちらが先に均衡を破るのか気になります。解説は堅苦しい雰囲気かと思っていたけど、棋士の人たちのエピソードに笑わされました」と話した。(加治隼人)

情報源:奈良)名人戦大盤解説 興福寺会館で:朝日新聞デジタル


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