どちらが先行するかな・・・
佐藤天彦(あまひこ)名人(30)に羽生善治(はぶよしはる)竜王(47)が挑戦する第76期将棋名人戦七番勝負(朝日新聞社、毎日新聞社主催、大和証券グループ協賛、興福寺協力)の第3局が8日、奈良市の興福寺で始まる。1勝1敗で迎えた本局を制し、シリーズの流れを引き寄せるのは、3連覇を目指す佐藤名人か、4回目の名人復位とタイトル通算100期達成がかかる羽生挑戦者か。
奈良県での名人戦は、2003年4月に東大寺で指された第61期七番勝負第1局以来。森内俊之・当時名人(47)に羽生挑戦者が4連勝したシリーズだった。興福寺は国内最古とされる平安時代の将棋駒が出土するなど将棋との縁が深く、約300年ぶりに再建されている中金堂の落慶法要が、この10月に営まれることを記念して誘致された。
両対局者は7日、境内の対局場などを確認した後、国宝館を訪ねて阿修羅像などを見学した。奈良ホテルであった前夜祭にはファンら約300人が参加。羽生挑戦者は「教科書で見た興福寺の仏像を直接見て、時の重みを感じた。将棋の名人戦も長い歴史と伝統が続く棋戦。こんな素晴らしい場所での対局は棋士冥利(みょうり)に尽きる」。佐藤名人は「興福寺の仏像や宝物を非常に楽しみにしていた。西洋趣味の私でもスッと入ってくる良さを感じた。明日からの将棋は精いっぱい指し、皆さんに楽しんでいただける将棋を作りたい」と話した。
対局は持ち時間各9時間の2日制。羽生挑戦者が先手番で8日午前9時に始まる。立会人は福崎文吾(ふくさきぶんご)九段(58)が務める。(佐藤圭司)
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対局の模様は朝日新聞デジタル(http://www.asahi.com/)で随時お伝えします。棋譜は有料の名人戦棋譜速報(http://www.meijinsen.jp/)でも見られます。
興福寺境内の興福寺会館での大盤解説会は8日午後2時から封じ手まで。解説は斎藤慎太郎七段、聞き手は山口絵美菜女流1級。9日は午後2時から終局まで。斎藤七段と山口女流1級に加え、解説で増田裕司六段、聞き手で村田智穂女流二段も。入場料は各日千円。当日受け付け、先着順。問い合わせは興福寺(0742・22・7755)。
大阪・福島の関西将棋会館2階道場(06・6451・0220)での大盤解説会は9日午後5時から。解説は小林健二九段、聞き手は北村桂香女流初段。一般1500円など。
東京・千駄ケ谷の将棋会館での大盤解説会は2日目の9日午後5時から。解説は中原誠十六世名人と小倉久史七段。一般2千円など。問い合わせは同道場(03・3408・6167)。
情報源:将棋名人戦第3局、8日から奈良・興福寺で(朝日新聞デジタル) – Yahoo!ニュース
情報源:将棋名人戦第3局、8日から奈良・興福寺で:朝日新聞デジタル
ふむ・・・