八百長まん延か 欧州のプロテニス下部ツアー大会などで

八百長まん延か 欧州のプロテニス下部ツアー大会などで | NHKニュース

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テニスの八百長を調査している独立調査委員会は25日、ヨーロッパなどで行われているプロテニスの最下部のツアー大会などで、八百長がまん延しているという中間報告書を公表しました。

テニスの八百長をめぐっては、おととし、イギリスの公共放送、BBCなどが、ATP=男子プロテニス協会の調査文書などを入手して、ウィンブルドン選手権を含むプロテニスの試合で八百長が広がっていると報じたことから、ATPなどテニスの4つの団体が独立調査委員会を設けて調査を行ってきたもので、25日、その中間報告書が公表されました。

それによりますと、独立調査委員会は、およそ3200人の選手や、関係者への調査を行ったところ、プロテニスの最下部のツアーの大会や、1つ格上のチャレンジャーツアーなどで、八百長がまん延しているということです。

このうち、関係者の1人の話として、「10月から年末までヨーロッパなどで行われるプロテニスの最下部のツアー大会では、1日に多くて2~3試合の八百長が行われた痕跡がある。いわゆる『八百長シーズン』が存在する」という情報を得たとしています。

一方で、ウィンブルドン選手権を含む四大大会などの主要大会に出場するトップ選手が八百長に関わったとする証拠は見つからなかったということです。

このため、独立調査委員会は、スポーツの賭け事を運営する会社を大会のスポンサーにしないなど、12の改革案をATPなどテニスの競技団体に提案しました。

これに対して、団体側は「これらの提案に応えていきたい」とコメントしています。独立調査委員会は、6月までに関係団体などから意見を求めたうえで、最終的な報告書にまとめたいとしています。

情報源:八百長まん延か 欧州のプロテニス下部ツアー大会などで | NHKニュース


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