えぇ・・・
ハッキングってなにかと不気味…。
米国現地時間火曜の朝、YouTubeでの再生回数が歴代1位を記録したルイス・フォンシ&ダディ・ヤンキーの『Despacito』をはじめとする人気曲のMVがハッカーらによって改ざんされ、その後一時的に削除される事件が起きました。
『Despacito』以外にハッキング被害を受けたのは、アデル、クリス・ブラウン、DJスネイク、ドレイク、ケイティ・ペリー、セレーナ・ゴメス、シャキーラそしてテイラー・スウィフトなど、どれも人気アーティストのMV。Kuroi’sh、そしてProsoxと名乗るハッカーらは、MVのタイトルを変更することで犯行声明を出しています。
どうやら、タイトル以外はほとんど改ざんされなかったようですが、サムネイルがテレビ番組『Money Heist』からの仮面を被ったギャングたちが銃を構えているショットに変えられていた動画もあった模様。
ハッキング被害に遭ったMVは、いずれも動画ホスティングサービスのVEVOがアップロードしたものです。同サービスは昨年9月にもハッキングされ、機密の内部ファイルがネットに投稿されるという事件があったばかり。
@YouTube Its just for fun i just use script "youtube-change-title-video" and i write "hacked" don t judge me i love youtube <3
— Prosox (@ProsoxW3b) April 10, 2018
犯行におよんだハッカーのうちのひとり、Prosoxのものと思われるTwitterアカウントには、ほんの冗談だったこと、そして動画を変えるスクリプトを使用した、などの内容が投稿されています。
ドレイクのMV『Hotline Bling』のタイトルを『Drake has been killed by Prosox on fortnite(ドレイクは、フォートナイトでProsoxに殺された)』(フォートナイトはビデオゲームのこと)に変えるなど、たしかにハッカーたちはふざけていたようで…。
現在、被害を受けたMVはすでに復旧しています。この件について米GizmodoがYouTubeに問い合わせたところ、広報から以下の声明文で回答がありました。
一部のVevoチャンネルに異常なアップロードが見られた後、アクセスを無効にするためパートナーとともに早急に対応し、問題の原因を調べています
さらにVevoの広報からは、このようなコメントも。
Vevoは今日、動画の数々がセキュリティー侵害を受けましたが、すでに食い止められました。影響を受けたすべての動画の復旧させ、きちんと使える状態へと修復する作業を行っています。侵害の原因を調査し続けます
The Vergeによれば、今回のハッキングが各アカウントへと侵入したのか、それともVevoアカウントに広範な脆弱性があったのかはまだハッキリしないとのことです。
Image: Sharaf Maksumov/Shutterstock.com
Source: Twitter, BBC, The VergeJennings Brown – Gizmodo US[原文]
情報源:YouTubeで、人気アーティストによるMVの数々がハッキング被害を受ける事態が発生 | ギズモード・ジャパン
はぁ・・・