ハリル前監督「でっち上げだ」リール自宅でブチギレ協会全否定 爆弾会見を予告 : スポーツ報知

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電撃解任後、自宅前で初めて報道陣の取材に応じたハリルホジッチ前監督(カメラ・内田 知宏)
電撃解任後、自宅前で初めて報道陣の取材に応じたハリルホジッチ前監督(カメラ・内田 知宏)

【リール(フランス)10日=内田知宏】日本代表監督を解任されたバヒド・ハリルホジッチ前監督(65)が10日、フランス・リールにある自宅前で取材に応じ、解任について「何が起きたか分からない」「ウソ」「でっち上げだ」と怒りをあらわにした。ロシアW杯まで2か月に迫った時点での解任。現実を受け入れられない前指揮官は、早ければ4月中にも来日し、記者会見を開いて思いの丈を話す考えも明かした。

静かな住宅街にある自宅のチャイムを鳴らすと、ハリル前監督は扉を半分だけ開いて対応。「もうすぐ東京に行くから。そこで話すから。今は(取材は)無理。そっとしておいて」。報道陣からの質問を制するように右手を前に出した。だが、続けて「日本サッカー協会の説明は不十分か」という質問が飛ぶと、表情が一変。声のトーンも変えて、たまっていた思いを言葉にし始めた。

「どうやって存在していない解任理由を説明すると言うんだ。理解するものなんて何もないよ。私は何も理解できない。自分の知らないところで、何人かがオーガナイズした(解任を企てた)ということだ。自分が一生懸命働いている間に、他の何人かが…。私には何が起きているか理解できないし、それはすべての人がそうだろう」

日本協会の田嶋幸三会長(60)は、1分け1敗に終わった3月のマリ、ウクライナ戦後、解任を決断したと説明した。選手との信頼関係、コミュニケーション不足が露呈したチーム状況を解任理由の一つに挙げたが、「ウソとでっち上げは受け入れられない」と否定。その後も「ウソ」と「でっち上げ」と3回繰り返し、「3年間、コミュニケーションを取り続けてきた。だけど、最後だけなかったということでしょう」と解任の理由に当たらないと主張した。

早ければ4月中にも来日し、会見を開く考えがある。「日本には説明に行く。今回のことに対して、納得はしていないし、こんな終わり方はしたくない」という思いがあるという。「(会見では)すべての回答がある。数字を出して真実を出します。私は日本では知名度があるから、説明が必要になる。皆さんジャーナリストの方に対してもそうだが、サポーターの方に対しても」と協会側の解任理由について、真っ向から反論する準備があることをにおわせた。

受け答えは約4分間に及んだ。ロシアW杯2か月前の解任について「(自身への)恥だ」とし、水面下で仕組まれていた可能性についても言及した前指揮官。最後に「このウソ、でっち上げを受け入れられない。真実を知りたいのは分かるけど、(今は)ごめんなさい」と言って、静かに扉を引いた。

◆取材陣殺到で一時転居も

ハリル前監督が、フランス・リールの自宅から一時的に転居する可能性が出てきた。9日午前には引っ越し業者が家具などを運び出し、それを手伝うディアナ夫人の姿もあった。関係者によると、今回の解任騒動で取材陣が殺到し、近所に迷惑がかかることを懸念した措置だという。ディアナ夫人も近隣の男性にしばらく会えない旨のあいさつを交わしていた。

ハリルホジッチ前監督の自宅
ハリルホジッチ前監督の自宅

◆バヒド・ハリルホジッチ 1952年5月15日、ボスニア・ヘルツェゴビナ生まれ。65歳。旧ユーゴスラビア代表FWで82年スペインW杯出場。82~83年、84~85年にフランス1部ナントで得点王に輝き87年に現役引退。97年ラジャ・カサブランカ(モロッコ)の監督に就任し、アフリカクラブ王者。2008~10年にコートジボワール代表監督。11年からアルジェリア代表を率いて14年ブラジルW杯で同国初の16強。同年7月にトルコ・トラブゾンスポルの監督に就任し同11月に退団。15年3月に日本代表監督就任。

◆サッカー界の監督解任を巡るトラブル 2014年7月、J1清水は監督だったアフシン・ゴトビ氏を成績不振を理由に解任した。だが同氏は、残る契約期間の報酬を払わないのは不当として、計82万5000ユーロ(当時のレートで約9300万円)の支払いを求めて静岡地裁に提訴。17年10月に同地裁で和解が成立したが、和解内容は明かされていない。

情報源:ハリル前監督「でっち上げだ」リール自宅でブチギレ協会全否定 爆弾会見を予告(スポーツ報知) – Yahoo!ニュース

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全部ぶちまけてしまえ。