首相 イラク日報 文民統制に関わりかねない問題と陳謝

首相 イラク日報 文民統制に関わりかねない問題と陳謝 | NHKニュース

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自衛隊のイラク派遣の日報問題をめぐり、安倍総理大臣は参議院決算委員会で、シビリアンコントロール=文民統制にも関わりかねない重大な問題だとして陳謝したうえで、隠蔽の意図があったのかなどを徹底的に究明し、うみを出し切ると決意を示しました。

この中で、安倍総理大臣は自衛隊のイラク派遣の日報問題をめぐり、「防衛省・自衛隊における情報公開・文書管理の問題のみならず、シビリアンコントロール=文民統制にも関わりかねない重大な問題であり、極めて遺憾だ。防衛省・自衛隊にとどまらず行政全体への信頼を損なうもので、国民に深くおわびしたい」と述べ、陳謝しました。

そして安倍総理大臣は「小野寺防衛大臣には、しっかりと精査し、情報を公開するよう指示した。この問題の根源を明らかにしたうえで厳正な対処を行い、情報公開・文書管理への取り組みの徹底を図るとともに、シビリアンコントロールに対する疑念や不信感にもしっかり応えられるよう、信頼の回復に向けて全力で取り組んでいきたい。総理大臣としてその責務を果たしていく決意だ」と述べました。

さらに、安倍総理大臣は「シビリアンコントロールにも関わることであり、管理がずさんだったのか、あるいは隠蔽の意図があったのかを、今、調査している。徹底的に原因を究明しうみを出し切り、調査結果を示し、再発防止策をしっかりと示せるのかが、自衛隊の信頼を回復できるかどうかにつながっている」と述べました。

また、小野寺防衛大臣は「私どもからの命令が末端の部隊までしっかり届くことなどが果たされていなければ、シビリアンコントロールに疑念が持たれてもしかたがない。このようなことがないように、しっかり対応していきたい」と述べました。

一方、去年2月、当時の稲田防衛大臣が日報が保存されていないか調査を指示した際の自衛隊への周知の内容があいまいだったことについて、防衛省統合幕僚監部の鈴木敦夫総括官は「必ずしも正確に大臣の意図を伝達したものとは言えず、改善の余地があったと考えている」と述べました。

情報源:首相 イラク日報 文民統制に関わりかねない問題と陳謝 | NHKニュース


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