はぁ・・・
8日夜、愛媛県今治市の刑務所から逃走した男の受刑者について、警察などは逃げるのに使ったと見られる車が見つかった広島県尾道市を中心に捜索を続けています。
受刑者が逃げたのは愛媛県今治市の松山刑務所大井造船作業場で、警察や刑務所によりますと、盗みなどの罪で服役している平尾龍磨受刑者(27)の所在が8日夜、わからなくなりました。
これまでの調べで、作業場の外にある監視カメラの映像に午後6時ごろ、平尾受刑者が走って逃げる姿が映っているのが確認されたほか、1キロ余り離れた住宅で盗まれた車が、瀬戸内海を挟んだ広島県尾道市の向島で乗り捨てられているのが、8日夜遅くになって見つかったということです。
愛媛と広島の両県の警察は刑務所とも連携を取って検問を行うなど、車が見つかった尾道市を中心に捜索を続けています。
刑務所によりますと、大井造船作業場は、刑務官が常勤しているものの、居室のドアに鍵がなく窓に鉄格子もないなど開放的な矯正施設として知られ、おととし受刑者1人の所在が一時わからなくなり敷地内で隠れているところを見つかっています。
塀のない刑務所
松山刑務所大井造船作業場は模範的な受刑者が更正を目指す開放的な矯正施設です。
刑務所によりますと敷地内には刑務作業を行う施設と寮があり、21歳から44歳までのいずれも男の受刑者20人が生活しています。
刑務官は24時間体制で勤務していますが、受刑者の居室にはドアの鍵や窓の鉄格子がないことから「塀のない刑務所」とも呼ばれています。
一方、受刑者が逃走する事案は昭和36年の開設以来、17件20人にのぼっていて、おととし8月には受刑者1人の所在が一時わからなくなり、敷地内で隠れているのが見つかりました。このとき作業場は、受刑者一人一人の心理状態を的確に把握し再発防止に努めるというコメントを出していました。
登校に保護者が付き添い
逃走した受刑者が乗り捨てたとみられる盗難車が広島県尾道市内で見つかったことを受け、現場近くでは不安が広がり、小中学校では子どもたちの登校に保護者が付き添う姿が見られました。
このうち盗難車が見つかった駐車場から1キロほど離れた向東小学校でも9日朝、多くの子どもたちが保護者に付き添われて登校しました。
9日は、尾道市のすべての公立の小中学校で入学式が行われていて、警察は学校の周辺でパトロールをして警戒に当たりました。
6年生の児童の登校に付き添った母親は「大人の私でも怖いです。一刻も早く見つけてほしい」と不安な様子で話していました。
また、新入生の児童と一緒に登校した母親は、「車が見つかった場所が近くだと知り驚きました。せっかくの入学式なのにとても怖いです」と話していました。
法務省局長「開放的な施設とはいえ逃走は誠に遺憾」
愛媛県今治市の刑務所から男の受刑者が逃走したことについて、法務省の富山矯正局長は、「受刑者の確保を最大の責務とする刑事施設で、開放的な施設とはいえ、逃走事故を発生させたことは誠に遺憾で、近隣住民に不安を与え、迷惑をかけたことを深くおわびする。法務省としても、逃走した受刑者の身柄の確保に全力を尽くすとともに、再発防止に万全をつくしたい」というコメントを発表しました。
情報源:受刑者逃走 広島 尾道を中心に捜索続く | NHKニュース
ふむ・・・
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