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将棋・囲碁界から、ともに初となる国民栄誉賞を羽生善治竜王(47)と井山裕太十段(28)が13日、ダブル受賞した。盤上の戦いを制してきた羽生氏はさらなる活躍を誓ったが、読み方は違えど“ダブル羽生”による共演をメディア各社が狙っている。1人はこの羽生氏、もう1人は“氷上の王者”男子フィギュアスケートのソチ五輪金メダリスト・羽生結弦(23=ANA)に他ならない。羽生が平昌五輪で連覇を果たせば、初の“同名対談”が実現しそうだ。
将棋史上初の「永世7冠」を達成した羽生氏と、囲碁で2度の7冠独占を初めて果たした井山氏は、首相官邸で安倍晋三首相から国民栄誉賞を授与された。
両氏は都内のホテルに移動して会見に臨んだ。
「囲碁を打っていっても、まだまだ本当に囲碁のことをわかっていないと思うことが非常に多くて、その分、まだまだ自分に伸びしろがあると思っている。少しでも前進したい」とマジメに受け答えする井山氏。
一方、30年以上第一線を走り続ける超人・羽生氏は「今まで表彰を受けるケースはかなりあったほうだと思うけど、今日は緊張しました」とユーモア交じりに話す余裕があった。
栄誉ある賞の重責などみじんも感じさせない羽生氏は、注目の藤井聡太五段(15)との対局を17日に控えている。
「なんとなく、今日が終わったらひと息つけるんじゃないかと思ってたんですけど、まったくそういう感じではなくなってしまった」と話して報道陣を笑わせると「藤井さんとは公式戦では初顔合わせ。お客さんを前にした公開対局でもあるので、張り切って土曜日の対局を心待ちにしている」と語った。
羽生氏が動くところ、必ず話題が生まれるような状況だが、羽生氏に注がれるメディアの注目はもう1人の「羽生」にも等しく注がれている。会見では、16日のSPから平昌五輪の競技が始まる男子フィギュアの羽生へのエールを求める質問も投げかけられた。羽生は昨年末の負傷のため、ほぼぶっつけ本番で五輪の大舞台を迎える。
羽生氏は「羽生選手のことですが、読み方は違いますが漢字は同じで親近感を持ってますし、少し間を置いてぶっつけ本番で五輪を迎えられる。それでも素晴らしい演技を見せてくれるのではという期待を膨らませてくれる選手と思ってます。芸術的な滑りをされることを非常に楽しみに見てみたいなと思ってます」と力強いメッセージでエールを送った。
意外ではあるが、将棋連盟関係者は「羽生と羽生選手の対談は実現したことはまだない」と話す。日本で最も有名な「2人の羽生」の対談をメディアが逃すわけがない。両者の対談企画は、羽生がソチ五輪で金メダルを取る前後からドシドシ寄せられていたという。にもかかわらず、かなわなかったのは「ともに忙しい人ですから、スケジュールの都合がつかず、合わなかった」(前同)のが理由だ。
それでも、テレビ局が水面下で企画を練っている。「羽生が金メダルを取って連覇となれば、絶望的なケガ(昨秋の右足首故障)から復活したヒーロー。今でさえ人気者なのに、帰国時にはとんでもないことになります。そんな羽生と国民栄誉賞の羽生さんの対談ができるのなら、高視聴率が約束されている」(民放関係者)
先の連盟関係者は「もし、平昌で羽生選手が金メダルを取れば? それは我々も対談の実現に協力しますよ」と力強く語った。
前出の民放関係者は「羽生は日本人としてもアジア人としても冬季五輪男子フィギュアでの初の金メダル獲得者。シドニー五輪では高橋尚子さんが陸上で日本女子選手初の金メダルに輝いた。そのQちゃんに国民栄誉賞が授与されたということは、羽生もそれに匹敵する活躍と評価される可能性も大いにある。つまり、ダブル羽生対談が、後にダブル国民栄誉賞対談に格上げされる可能性だってある。映像は何度も何度も使用される貴重なものになるはず」と長期的見通しも描いている。
ダブル羽生を担ぎ出したいのはテレビ局だけでなく、将棋のタイトル戦を持つ大手新聞社などからオファーがあれば、将棋連盟も無視できない。五輪の結果とともに、ビッグコンテンツ争奪戦の行方も気になるところだ。
情報源:将棋&フィギュア「W羽生対談」争奪戦へ (東スポWeb) – Yahoo!ニュース
ほぉ・・・