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将棋界で60年以上、プロ棋士として活躍し、今月、史上最年長の棋士となったばかりの加藤一二三九段が、競合する別の棋士が勝ち星を挙げた結果、順位戦の最も下のクラスの中で下位にとどまることが確定し、規定によって、残された対局を終えた時点で現役を引退することになりました。
加藤一二三九段(77)は、昭和29年に当時の史上最年少記録となる14歳7か月の若さでプロ棋士になり、「名人」や「王位」などのタイトルを合わせて8期獲得するなど、将棋界を代表する棋士の1人として活躍してきました。
77歳を迎えた今月には将棋界で史上最年長の棋士となりましたが、棋士のランクを決める順位戦のリーグでは、現在、最も下のクラスに在籍し、これまで1勝7敗と振るいませんでした。
そして19日に、同じクラスで競合する別の棋士が勝ち星を挙げた結果、加藤九段は現在のクラスの中で、シーズンを通じて下位の10人にとどまることが確定しました。
加藤九段は、規定によって残された対局を終えた時点で、現役を引退することが決まり、誰よりも長く続いた棋士生活に終止符を打つことになりました。
引退が決まったことについて、加藤九段は「まだ今後の対局も残っており、全力投球する所存ですので、進退に関するコメントは最後の対局が終わってからに致したいと存じます」としています。
情報源: 史上最年長のプロ棋士 加藤一二三九段の引退決まる | NHKニュース
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