藤井聡太竜王が開幕2連勝
2023/10/19 09:56
将棋の藤井聡太竜王(名人、王位、叡王、王座、棋王、王将、棋聖、21)に伊藤匠七段(21)が挑戦する第36期竜王戦七番勝負が10月17・18の両日、京都市の「総本山 仁和寺」で第2局が行われ、藤井竜王がシリーズ2勝目を飾った。八冠制覇を達成したばかりの藤井竜王が初めて臨んだタイトル防衛戦で、3連覇に向けて大きく前進。次戦で防衛に“王手”をかけるか、伊藤七段が反撃を開始するか。注目の第3局は10月25・26日、福岡県北九州市の「旧安川邸」で行われる。
前人未踏の八冠を独占した藤井竜王が、タイトル防衛戦に向けて2勝目を飾った。大偉業達成から一週間、藤井竜王は同学年の挑戦者・伊藤七段との第2戦・京都対局へ。先手番の本局では、得意の角換わりを志向し自ら仕掛けて攻勢に打って出た。伊藤七段は絶妙なバランス感覚で互角のまま中盤戦へと突入したが、緩急自在な指し回しを見せた藤井竜王がペースを握った。
終盤戦では、藤井竜王が相手陣目掛けて金を打ち付け強い踏み込みを決断。入玉の選択も見せつつ、後手の出方次第で方針を決める高度な技を繰り出しリードを拡大させていった。苦しい時間が続く伊藤七段は我慢の手が続くことに。それでも決して折れず反撃の道筋を見つけ出そうと大長考に沈み、最終盤で1時間25分を投入。その後も角捨てから渾身の勝負手を繰り出したが“八冠王”は揺るがず、構想力を見せつけた藤井竜王が2つ目の白星を手にした。
勝利した藤井竜王は、「先後逆で端を突き合っている形で類型がある展開かなと思いますが、こちらが仕掛けてという将棋で攻めが細いので微妙なところかなと思っていました。こちらの玉が薄い形が続いて、ずっと判断の付かないまま指していました」と総括。次戦へ向けて「(第3局は)すぐ一週間後ということで、その間に他の対局もあるので、良い状態で臨めるように調整したいと思います」と話した。
この結果、シリーズ成績は藤井竜王の2勝0敗に。盤石の強さを見せつけ最高峰タイトルの3連覇へと歩みを進めた。挑戦者の伊藤七段にとっては初日を目指す戦いが続くが、2度目の先手番となる次戦から何としてでも巻き返しを図りたい。注目の第3局は10月25・26日、福岡県北九州市の「旧安川邸」に舞台を移して争われる。
(ABEMA/将棋チャンネルより)
情報源:藤井聡太竜王、八冠独占後の防衛戦で勝利 同学年の挑戦者・伊藤匠七段を破り3連覇へ前進の2勝目/将棋・竜王戦七番勝負第2局 | ニュース | ABEMA TIMES | アベマタイムズ
2023-10-18 第36期竜王戦七番勝負第2局
☗藤井聡-☖伊藤匠 終局直後
■勝った藤井聡太竜王の談話
―― 本局を振り返って。
藤井 先後が逆で端を突き合っている形なら類型があるかと思うのですが、本譜は、こちらが仕掛けて攻めが細いので微妙かなと思っていました。☗5二角(57手目)に☖4四飛と浮かれる手を軽視していて、☗4七金では自信のない展開かと思っていました。そのあとも、こちらの玉が薄く、ずっと判断のつかないまま指していました。
―― ☗4一金(81手目)に40分弱の長考でした。
藤井 駒を渡さずに指すのが自然かと思ったのですが、考えているうちに本譜の順もあるのかなと思って進めてみましたが、よくなかったような気もしているので、あの辺りは精査が必要かと思います。
――八冠防衛の足掛かりとなる対局。その意識はあったか。
藤井 意識はせず、いままでどおり集中して指せたかなと思います。
――1週間後の第3局に向けて。
藤井 その間にほかの対局もあるので、よい状態で臨めるように調整したいと思います。
■敗れた伊藤匠七段の談話
―― 本局を振り返って。
伊藤 あまり想定していない展開になったのですが、☗7三歩成(55手目)のところで☖3七歩成から攻め合うほうがよかったのかもしれません。ちょっと妥協してしまい、そこからは自信のない展開になってしまいました。
―― 2日目の封じ手のあと進行について。
伊藤 1日目の夜からずっと考えてはいたのですが、自信のある順が見つからなくて、本譜以外だとすぐに負けてしまうかなと思って選びました。
―― 先手からの攻めが徐々に強くなってくる展開でしたが。
伊藤 ずっと自信はなかったのですが、☗4一金(81手目)から☗7七玉(91手目)までの順を軽視していて、そこで長考はしましたが、いい順が見つけられなかったです。
―― 第3局の意気込み。
伊藤 中盤で苦しくしてしまう展開が続いているので、修正して第3局に臨みたいと思います。
藤井聡太竜王に伊藤匠七段が挑戦する 第36期竜王戦七番勝負第2局が、10月17・18日(火・水)に京都府京都市「総本山仁和寺」にて行われ、藤井竜王が107手で伊藤七段に勝ち、2連勝としました。
第3局は、10月25・26日(水・木)に福岡県北九州市「旧安川邸」にて行われます。
情報源:藤井聡太竜王VS伊藤匠七段 第36期竜王戦七番勝負第2局 藤井聡太竜王の勝利|将棋ニュース|日本将棋連盟
七番勝負の日程
明日あさ8時30分〜
無料で完全生中継─────
<第36期>竜王戦 #竜王戦 七番勝負 第二局 1日目#藤井聡太 竜王 対 #伊藤匠 七段
──────<聞き手>#本田小百合 女流三段#中倉宏美 女流二段#アベマで竜王戦
— ABEMA将棋ch(アベマ) (@Shogi_ABEMA) October 16, 2023
【第36期 #竜王戦 七番勝負第2局】#藤井聡太 竜王 VS #伊藤匠 七段
藤井聡太竜王に伊藤匠七段が挑戦する 第36期竜王戦七番勝負第2局が、10月17・18日(火・水)に京都府京都市「総本山仁和寺」にて行われます。 https://t.co/LGorJBIucl
— 日本将棋連盟【公式】 (@shogi_jsa) October 16, 2023
▲藤井聡太竜王-△伊藤匠七段(棋譜速報)
着手が早かった。藤井が決めにいったようだ。 (1)☖3一同金は即詰みがあり、以下☗同竜☖同玉☗3二歩☖4一玉☗4二歩☖同玉☗3一角☖4三玉☗4二金☖3四玉☗3五金までがその一例。 (2)☖1三玉には☗1五香☖1四歩☗3五角に対して(A)☖2四歩が利かず、それだと以下☗同角☖2三玉☗3三角成☖同金☗2四金☖同金☗同歩☖同玉☗3五金☖1三玉☗2五桂☖2三玉☗2四歩☖1二玉☗4二竜までの詰み。途中で(B)☖2四金と打つよりないが、後手が金を手放すと先手玉の詰めろがほどけるため、☗同歩で先手勝勢だ。 ここで伊藤が投了した。終局時刻は18時37分。消費時間は☗藤井7時間34分、☖伊藤7時間59分(持ち時間各8時間)。第3局は10月25・26日(水・木)、福岡県北九州市「旧安川邸」で行われる。 【竜王戦2連勝の藤井竜王「攻めがつながるか難しいと思っていた」…正確な読みで勝負手かわす|読売新聞】 https://www.yomiuri.co.jp/igoshougi/ryuoh/20231018-OYT1T50191/ 【藤井聡太竜王が2連勝「八冠を意識せず集中して指せた」…第3局は25日開始|読売新聞】 https://www.yomiuri.co.jp/igoshougi/ryuoh/20231018-OYT1T50187/ 【藤井竜王「八冠防衛は意識せず今まで通り」、伊藤七段「自信のある順が見つからなかった」…終局後一問一答|読売新聞】 https://www.yomiuri.co.jp/igoshougi/ryuoh/blog/20231018-SYT8T4652125/ 【「同学年」が笑みを浮かべた感想戦、小声の二人…鈴虫の音色に包まれた夜の仁和寺|読売新聞】 https://www.yomiuri.co.jp/igoshougi/ryuoh/blog/20231018-SYT8T4652235/
107手 3一銀まで、▲藤井聡竜王 の勝ち
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このままストレートもありそう、
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