藤井聡太竜王が先勝
2023/10/09 10:10
将棋の藤井聡太竜王(名人、王位、叡王、棋王、王将、棋聖、21)に伊藤匠七段(20)が挑戦する第36期竜王戦七番勝負第1局が10月6・7の両日、東京都渋谷区の「セルリアンタワー能楽堂」で指され、藤井竜王が先勝を飾った。3連覇を目指す藤井竜王は、同学年の挑戦者を“ノーミス”で圧倒。対局中に提供された渋谷対局恒例のハロウィンスイーツにも舌鼓を打った様子で「すごく美味しかったです」と満面の笑みを見せた。
21歳の絶対王者・藤井竜王と、20歳の新鋭・伊藤七段の激突となった今期の七番勝負。開幕局は、先手番となった伊藤七段の誘導で「相掛かり」の出だしとなった。藤井竜王は「相掛かりになれば本譜の形も考えられる展開なのかなと思っていた」といい、かけ引きの多い最新形の将棋へと展開していった。難解な中盤でリードを奪った藤井竜王は、無理のない自然な攻めでリードを拡大。ABEMAの「SHOGI AI」が美しい“藤井曲線”を描く完勝を飾った。
ABEMAの中継で解説を務めた森内俊之九段(52)は「お互いの研究がぶつかり合い、一歩も引かない最先端の応酬で見ごたえがあった。研究が離れてからも一手の密度の濃い、最善手以外は苦しくしてしまうような綱渡りの将棋だったが、藤井竜王が8筋と1筋の折衝で巧みにポイントを稼いだ。そこからは隙のない形でまとめ切り、初戦から“ノーミス”に近い素晴らしい内容だったと思う」と総括。伊藤七段は初日の長考後の一手に「かなりおかしな手だったのかなと思っていて、そこから自信のない展開になってしまった。もう少し内容の良い将棋を指さないといけない」とほろ苦いタイトル戦デビューの一局を振り返っていた。
防衛へ白星発進を遂げた藤井竜王は、「自信のない展開だった」とコメント。次戦へ向けて「第2局は先手番になるので、対局に向けて準備をして良い状態で臨めればと思います」と意気込みを語った。
終局後のインタビューでは、対局中のおやつに選んだハロウィンスイーツの感想を求められる場面も。第1局では、対局場が設けられたセルリアンタワー東急ホテルの「ハロウィンスイーツ コレクション 2023」の中から、ジャックオーランタンの飾りつけが目を引く「かぼちゃのプリン」と、愛らしい一つ目おばけを模った「ジョリ ファントム(2層のチーズケーキ)」を注文。対局中の厳しい表情とは一変した笑顔を見せ、「今年の新作をご用意いただいたということで、それを頂きました。どちらもすごく美味しかったです」と話し、この時期ならではのスイーツもしっかり楽しんだ様子だった。
激戦の直後ながら満面の笑みでスイーツの感想を語る藤井竜王に、ファンもホッとした様子。「そかよかったw」「幸せになる笑顔ありがとう」「ほんとに美味しかったんだねw」「良い顔で風格もあるのに・・かわいいじゃないか」「笑顔まぶしい」「よかったよかった」などのコメントが寄せられていた。
次戦は10月17・18日、京都市の「総本山仁和寺」で予定されている。
(ABEMA/将棋チャンネルより)
情報源:藤井聡太竜王、“ノーミス”快勝で3連覇へ好発進 新作ハロウィンスイーツにも舌鼓「すごく美味しかったです」/将棋・竜王戦七番勝負第1局 | ニュース | ABEMA TIMES | アベマタイムズ
藤井聡太竜王に伊藤匠七段が挑戦する 第36期竜王戦七番勝負第1局が、10月6・7日(金・土)に東京都渋谷区「セルリアンタワー能楽堂」にて行われ、藤井竜王が82手で伊藤七段に勝ち、開幕戦を制しました。
第2局は、10月17・18日(火・水)に京都府京都市「総本山仁和寺」にて行われます。
情報源:藤井聡太竜王VS伊藤匠七段 第36期竜王戦七番勝負第1局 藤井聡太竜王が勝利|将棋ニュース|日本将棋連盟
七番勝負の日程
藤井聡太竜王がシリーズ先勝 同学年の挑戦者・伊藤匠七段を破り防衛3連覇へ好発進/将棋・竜王戦七番勝負第1局https://t.co/q46xcHBCRM #藤井聡太 竜王#伊藤匠 七段
— ABEMA将棋ch(アベマ) (@Shogi_ABEMA) October 7, 2023
#藤井聡太 竜王の勝利
【第36期 #竜王戦 七番勝負第1局】
○藤井聡太竜王 VS ●伊藤匠七段
第36期竜王戦七番勝負第1局が10月6・7日(金・土)に東京都渋谷区「セルリアンタワー能楽堂」にて行われ、藤井竜王が82手で伊藤七段に勝ち、開幕戦を制しました。 https://t.co/j1KQZE0ulL
— 日本将棋連盟【公式】 (@shogi_jsa) October 7, 2023
▲伊藤匠七段-△藤井聡太竜王(棋譜速報)
先手玉に受けがなくなった。☗5二香☖4二玉☗3二桂成☖同玉☗4四桂としても、☖4三玉ではっきり詰まない。控室では、76手目の☖5一玉が不思議だといわれる。本譜の必至をかけるなら、☖5一玉に代えて☖5六桂☗同歩☖4九香成☗同玉☖4七銀とし、☗4四桂に☖5一玉とかわしても現局面に合流するからだ。 この局面で伊藤が投了した。終局時刻は17時2分。消費時間は☗伊藤7時間27分、☖藤井6時間51分。藤井は防衛に幸先のよいスタートを切った。第2局は10月17・18日(火・水)に京都府京都市右京区「総本山仁和寺」で行われる。 【主役を前に一歩引いた渡辺明九段…藤井竜王「まとめ方が難しかった」、伊藤七段「手を戻されわからなくなった」<七番勝負第1局・藤井聡太竜王-伊藤匠七段>】 https://www.yomiuri.co.jp/igoshougi/ryuoh/blog/20231007-SYT8T4615615/ 【感想戦でぽつぽつと語った藤井竜王と伊藤七段、「同学年」の検討は徐々に和やかに<七番勝負第1局・藤井聡太竜王-伊藤匠七段>】 https://www.yomiuri.co.jp/igoshougi/ryuoh/blog/20231007-SYT8T4615749/ 【トークで開幕局を盛り上げた渡辺明九段…大役の「アレ」を務める「小樽でよろしくお願いします」と去る<七番勝負第1局・藤井聡太竜王-伊藤匠七段>】 https://www.yomiuri.co.jp/igoshougi/ryuoh/blog/20231007-SYT8T4615816/
17時2分 終局
82手 4七銀まで、△藤井聡竜王 の勝ち
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まずは1勝目
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