伊藤匠七段が51手目を封じる｜第36期竜王戦七番勝負第1局1日目

伊藤匠七段が51手目を封じる

2023/10/06 20:02

将棋の藤井聡太竜王（名人、王位、叡王、棋王、王将、棋聖、21）に伊藤匠七段（20）が挑戦する第36期竜王戦七番勝負は10月6日、東京都渋谷区の「セルリアンタワー能楽堂」で第1局1日目の対局を行い、伊藤七段が51手目を封じて指し掛けとした。あす7日午前9時頃に封じ手を開封し、対局が再開される。

21歳の絶対王者・藤井竜王と、20歳の新鋭・伊藤七段が激突する注目のシリーズ。開幕局は振り駒の結果、伊藤七段の先手に決まった。戦型は「相掛かり」に。1日目の午前中は両者ともハイペースで進められ中盤を通過。しかし昼食休憩を経て午後からは一転、慎重に読みを入れた展開となった。

午後6時、立会人の佐藤康光九段（54）が封じ手の定刻を迎えたことを告げると、手番の伊藤七段は手が広い局面とあり考慮を続けていたが、一息ついた後に封じる意思を示して指し掛けとした。指し掛け時点でABEMAの「SHOGI AI」はわずかに藤井竜王側に傾いているものの、中継で解説を務めた飯塚祐紀八段（54）は、「形勢判断の難しい将棋。数字では少し差があるが、人間の目ではなんとも言えない」とコメントしていた。

第1局2日目は、7日午前9時頃に再開が予定されてれている。持ち時間は各8時間。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。

【封じ手時点での残り持ち時間】

▲伊藤匠七段　3時間47分（消費4時間13分）
△藤井聡太竜王　4時間40分（消費3時間20分）

（ABEMA／将棋チャンネルより）

情報源：挑戦者・伊藤匠七段が51手目を封じる藤井聡太竜王との注目の開幕局は大きな差なく2日目へ／将棋・竜王戦七番勝負 | ニュース | ABEMA TIMES | アベマタイムズ

七番勝負の日程

情報源：第36期竜王戦　決勝トーナメント・七番勝負

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第36期 #竜王戦七番勝負#藤井聡太竜王対 #伊藤匠七段
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藤井聡太竜王が3連覇なるか！？
挑むは、藤井竜王と同学年の伊藤七段

第一局は
10月6日（金）
あさ8時30分～放送開始

— ABEMA将棋ch（アベマ） (@Shogi_ABEMA) October 5, 2023

明日あさ8時30分~
無料で完全生中継
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<第36期>竜王戦#竜王戦七番勝負第一局 1日目#藤井聡太竜王対 #伊藤匠七段
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<解説者>#飯塚祐紀八段#村中秀史七段

<聞き手>#本田小百合女流三段#加藤結李愛女流初段#アベマ将棋

— ABEMA将棋ch（アベマ） (@Shogi_ABEMA) October 5, 2023

【第36期 #竜王戦七番勝負第1局】#藤井聡太竜王 VS #伊藤匠七段

藤井聡太竜王に伊藤匠七段が挑戦する第36期竜王戦七番勝負第1局が、10月6・7日（金・土）に東京都渋谷区「セルリアンタワー能楽堂」にて開幕します。 https://t.co/xdN2GLx2PQ

— 日本将棋連盟【公式】 (@shogi_jsa) October 5, 2023

▲伊藤匠七段－△藤井聡太竜王（棋譜速報）

気持ちがよい飛車回り。☗４五同角は☖同桂で攻めを呼び込むので、藤井の攻めをしのぐ読みと自信がなければ指せない。
現局面は（１）☗７四歩は☖８五桂から攻めが加速するので、控室では辛抱の（２）☗７六金が予想されている。
17時50分過ぎ、佐藤康九段と阿久津八段が封じ手に備えて対局室に入った。
18時、伊藤が封じ手の意思表示をした。50手目に使った時間は43分。１日目の消費時間は☗伊藤４時間13分、☖藤井３時間20分。対局は明日の９時に再開される。
18時８分、伊藤が自身の控室で初の封じ手を書き終えて、対局室に戻ってきた。立会人の佐藤康九段に封じ手の入った封筒を手渡したが、ここは相手側にそっと置くほうが多い。初々しい光景で、第２局以降は慣れるだろう。佐藤が封筒を藤井に渡す。封筒に藤井がサインを加えて伊藤側に置く。伊藤が立会人の佐藤康九段に封筒を預けて、１日目が終了。午前と午後の進行ペースは対照的だった。
封じ手予想は、佐藤康九段と阿久津八段、宮原三段の３人とも☗７六金で一致している。
佐藤康九段「金を中央に少しでも使えるのは大きいですよ。１日目は目まぐるしい展開でした」
阿久津八段「午前中のハイペースがすごかったですね。午後からは２日制のペースに戻ったと思います。藤井竜王が☖７六歩（48手目）を封じ手にしなかったのは決断がよかったです。☖２三銀とか有力そうな手もあるなか、相手を全否定するような手を選びましたから」
宮原三段「☗４五歩もなるほどと思いましたが、☖７六歩から☖４五飛は思いつきませんでした。現局面は後手がペースを握っていると思います。１日目は、伊藤七段の堂々とした姿が印象に残りました」

【伊藤七段が初めての封じ手、数秒の静止と渡辺明九段のような気遣いみせる＜七番勝負第１局・藤井聡太竜王－伊藤匠七段＞】
https://www.yomiuri.co.jp/igoshougi/ryuoh/blog/20231006-SYT8T4612820/

読売新聞オンラインでは、各対局で封じ手クイズを開催する。正解者のなかから抽選で、藤井と伊藤の揮毫色紙がそれぞれ１人にプレゼントされる。応募の締め切りは、２日目の対局再開前の10月７日（土）８時30分まで。詳細は下記リンクをご覧いただきたい。
【竜王戦七番勝負第１局「封じ手クイズ」　正解者の中から、藤井竜王と伊藤七段の揮毫色紙を各１人に】
https://yomipo.yomiuri.co.jp/present/detail/8055
【伊藤七段の封じ手予想の参考に…佐藤康光九段、阿久津主税八段らの見立ては＜七番勝負第１局・藤井聡太竜王－伊藤匠七段＞】
https://www.yomiuri.co.jp/igoshougi/ryuoh/blog/20231006-SYT8T4612966/

50手 4五飛まで、▲伊藤匠七段が51手目を封じる