佐々木大地七段が46手目を封じる
2023/08/22 18:20
将棋の藤井聡太王位(竜王、名人、叡王、棋王、王将、棋聖、21)に佐々木大地七段(28)が挑戦する伊藤園お〜いお茶杯王位戦七番勝負は8月22日、徳島県徳島市の「渭水苑」で第5局1日目の対局を行い、佐々木七段が46手目を封じて指し掛けとした。あす23日午前9時頃に封じ手が開封され、対局が再開される。
藤井王位の3勝、佐々木七段の1勝で迎えた第5局。注目の戦型は「横歩取り」が志向された。互いにとって勝負所を迎えており、1日目は陣形整備からじりじりとした展開に。後がない佐々木七段は深く頭を垂れて悩まし気な表情を見せるなど、2時間を超える長考で次の手を模索した。
午後6時、立会人の中村修九段(60)が封じ手の定刻を迎えたことを告げると、手番の佐々木七段は考慮を続けていたが一息ついた後に封じる意思を示して指し掛けとした。封じ手時点では形勢に大きな差はなく、ABEMAの「SHOGI AI」は互角を表示。1日目は両者ともに慎重な進行となったが、2日目からは激しい戦いとなることが見込まれている。
第5局2日目は、23日午前9時頃に再開が予定されてれている。持ち時間は各8時間。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。
【封じ手時点での残り持ち時間】
藤井聡太王位 4時間45分(消費3時間15分)
佐々木大地七段 3時間37分(消費4時間23分)(ABEMA/将棋チャンネルより)
情報源:佐々木大地七段が46手目を封じる 防衛まであと1勝に迫る藤井聡太王位との注目局はほぼ互角で2日目へ/将棋・王位戦七番勝負第5局 | ニュース | ABEMA TIMES | アベマタイムズ
七番勝負日程
明日あさ8時30分~
無料で完全生中継─────
<第64期> 伊藤園お~いお茶杯 #王位戦 七番勝負 第五局 1日目#藤井聡太 王位 対 #佐々木大地 七段
──────<聞き手>#中村真梨花 女流四段#脇田菜々子 女流初段#アベマ将棋
— ABEMA将棋ch(アベマ) (@Shogi_ABEMA) August 21, 2023
【🔴LIVE】#王位戦
対局開始しました。━━━━━━━━━━━━━━━
<第64期> 伊藤園お~いお茶杯
王位戦 七番勝負 第五局 1日目#藤井聡太 王位 対 #佐々木大地 七段
━━━━━━━━━━━━━━━#アベマ将棋— ABEMA将棋ch(アベマ) (@Shogi_ABEMA) August 22, 2023
【伊藤園お~いお茶杯第64期 #王位戦 七番勝負第5局】#藤井聡太 王位 VS #佐々木大地 七段
藤井聡太王位に佐々木大地七段が挑戦する 伊藤園お~いお茶杯王位戦第64期七番勝負第5局が、8月22・23日(火・水)に徳島県徳島市の「渭水苑」で行われます。 https://t.co/Rc5FeRmqgG
— 日本将棋連盟【公式】 (@shogi_jsa) August 21, 2023
▲藤井聡太王位-△佐々木大地七段(棋譜中継)
15時57分、藤井が4筋の歩を突き出すと、控室の中村修九段は「あら、これは戦いになっちゃうよ」とつぶやいた。 そして☖3五歩以下☗4七銀☖3六歩☗同銀☖1四角☗4七銀☖3五金の進行を示す。 「先手は、その変化が嫌なら☗4六歩に代えて☗6八玉とか、☗1六歩とかあったと思うので、☖3五歩には何か用意の順があるのでしょう。逆に、ここで☖3五歩と合わさないと☖4四金と上がった意味がないと思うんですよね」(中村修九段) なお、☖3五歩に☗同歩は☖3六角の王手があり、☗4七銀☖2七歩成☗3六銀☖3八との変化は、後手のと金の価値が高いという。 佐々木の考慮が30分を超え、グラスの水をひと口。動いていくなら☖3五歩だが、ほかにも☖3三桂や☖7四歩など有力手がいくつか考えられる。 その後も継ぎ盤を使った検討は続き、☖3五歩には☗同歩☖3六角に☗4七角と合わせる順が有力視されている。以下☖2七歩成☗同歩☖同角成には、☗同金☖同飛成☗8三歩成☖同歩☗1八角☖2八竜☗8三角成で、この変化は先手の攻めが速そうだ。 佐々木の長考が1時間を超え、時刻は17時を回った。外は西日が強くなり、対局室周りの戸が一部閉められている。 「方針が決まれば指すと思うのですが、この局面で封じ手になる可能性もなくはないと思います」(中村修九段) 17時30分を過ぎ、封じ手の18時まで残り30分を切った。 ☖3五歩以外だと☖3三桂、☖7四歩、☖5二玉、☖1四角などが予想手に挙がっている。 仕掛けるにしても待つにしても、あとがない佐々木にとっては決断を要する場面だ。 17時48分、中村修九段と武市七段が対局室に入った。記録係の松下初段が封じ手用紙の準備を進めている。 18時、中村修九段が「定刻の時間になりましたので、次の一手を封じ手ください」と告げる。 佐々木は、しばらく右手を首に当てたまま動かなかったが、18時2分に封じる意思を示し、用具一式を受け取った。 封じ手の考慮時間は2時間4分。よって1日目の消費時間は☗藤井3時間15分、☖佐々木4時間23分。 18時8分、封じ手の記入を終えた佐々木が戻った。2通の封筒は藤井の手に渡り、赤いペンで署名が入る。そして封筒は再度、佐々木に手に戻り、改めて立会人の中村修九段に預けられた。 封じ手予想は中村修九段が☖1四角、武市七段が☖5二玉、藤井女流初段が☖7四歩、松下初段が☖5四金とバラバラだった。封じ手は翌日の9時に開封される。 【1時間超えの長考】 https://kifulog.shogi.or.jp/oui/2023/08/post-397f.html 【佐々木七段が2時間超えの長考で次の一手を封じる】 https://kifulog.shogi.or.jp/oui/2023/08/post-bfe5.html
18時2分 封じ手
45手 4四金まで、△佐々木大七段 が46手目を封じる
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防衛か、連勝か。
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