ひふみん
2023年7月26日20時36分
<ひふみんEYE>
藤井聡太王位(竜王・名人・叡王・棋王・王将・棋聖=21)が挑戦者の佐々木大地七段(28)に連勝した、将棋の伊藤園お~いお茶杯第64期王位戦7番勝負第3局が26日、北海道小樽市「料亭湯宿 銀鱗荘」で行われた。25日午前9時からの2日制で始まった対局は、26日午後7時1分、先手の藤井が131手で佐々木を下した。21歳初対局を白星で飾り、シリーズ3戦3勝。4連覇まであと1勝とした。第4局は8月15、16日、佐賀県嬉野市「和多屋別荘」で行われる。
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藤井王位が1筋の隅っこに打ち込んだ角が痛烈でした。狙いすましたかのような「1発KOパンチ」。本年度一番の決め手です。これだけで受けなしにしてしまいました。生まれてこの方、めったにお目にかかったことのない好手でした。
この前に5筋に打ち捨てた角と、2回の角打ちに勝負強さを感じました。逆に佐々木七段が飛車銀両取りに打った角に対し、8筋に玉を早逃げしています。攻防のメリハリの良さを象徴するシーンでした。
もちろん、その前に味付けをしています。3筋に歩を打ち込んだり、桂を跳ねたり、銀が4~5筋を行ったり来たりと、小技でポイントを稼いでいました。キリで壁に穴を開けて、強烈パンチで仕留める。鮮やかな3連勝と言えましょう。
かど番に追い込まれた佐々木七段ですが、今局は受けを工夫して頑張りました。第4局は先手番。作戦を出し尽くした感があります。あくまで得意の相掛かりにこだわるのか、別の作戦を用意してくるのか。私は予測がつきませんが、どう抵抗するか注目です。(加藤一二三・九段)
情報源:【ひふみんEYE】藤井聡太王位1筋の隅っこに打ち込んだ角が痛烈 めったにお目にかからない好手 – 社会 : 日刊スポーツ
七番勝負日程
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<第64期> 伊藤園お~いお茶杯
王位戦 七番勝負 第三局 2日目#藤井聡太 王位 対 #佐々木大地 七段
━━━━━━━━━━━━━━━本局は131手で 藤井聡太王位 が勝利しました。 #王位戦#佐々木七段#藤井王位#アベマ将棋
— ABEMA将棋ch(アベマ) (@Shogi_ABEMA) July 26, 2023
#藤井聡太 王位の勝利
【伊藤園お~いお茶杯第64期 #王位戦 七番勝負第3局】
○藤井聡太王位 VS ●佐々木大地七段
伊藤園お~いお茶杯第64期王位戦 七番勝負第3局が7月25・26日(火・水)に行われ、藤井王位が131手で佐々木七段に勝ち、3連勝としました。 https://t.co/Exz93adtuG
— 日本将棋連盟【公式】 (@shogi_jsa) July 26, 2023
▲藤井聡太棋王位-△佐々木大地七段(棋譜中継)
藤井は鋭く攻めつける。身動きせず20秒ほど銀を打たれた局面を見つめていた佐々木は「負けました」とはっきり告げて頭を下げた。終局時刻は19時1分。消費時間は☗藤井7時間49分、☖佐々木7時間55分。藤井が3連勝で防衛にあと1勝とした。第4局は8月15・16日に佐賀県嬉野市「和多屋別荘」で行われる。 投了以下は☖3三同玉に☗4四角☖2四玉☗2五歩☖1四玉☗1五歩☖2五玉☗2六銀☖1六玉☗2五銀打☖2七玉☗3七金という筋で詰んでいる。 ※局後の感想※ 感想戦は20時30分に終了。佐々木は58手目☖1五歩から動いたが、「馬が働いていない」と振り返っていた。代えて、☖5四歩から☖3三桂と桂をぶつけるほうが有力だったようだ。藤井は55手目☗4五同桂が予定変更だったこともあり、「自信がない気がする」と話した。 109手目☗8七玉に☖6四桂の変化も調べられたが、感想戦では後手が勝ちになる順は出てこなかった。佐々木は北海道新聞のオンライン大盤解説会に出演した際「☖4三馬(114手目)の形にしたのはよくなかったが、先手の守りを削りにいくと☗3一角の筋も厳しいので☖8一歩の犠打なども考えないといけなかったかもしれない。先手に角を渡すと☗3一角、桂を渡すと☗3六桂があって制約が多いと思った。実戦は☗4四香(115手目)から的確に応対された」と振り返っていた。 【終局直後の様子】 https://kifulog.shogi.or.jp/oui/2023/07/post-97fc-1.html 【感想戦の様子】 https://kifulog.shogi.or.jp/oui/2023/07/post-a867.html
19時1分 終局
131手 3三銀まで、▲藤井聡太王位 の勝ち
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