ひふみん
2023年7月18日20時43分
<ひふみんEYE>
藤井聡太棋聖(竜王・名人・王位・叡王・棋王・王将=20)が挑戦者の佐々木大地七段(28)に2勝1敗とした、将棋の第94期ヒューリック杯棋聖戦5番勝負第4局が18日、新潟市「高志の宿 高島屋」で行われた。対局は後手の藤井が佐々木を下し、シリーズ3勝1敗で、棋聖戦4連覇を果たした。
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テレビのニュースを見る限り、藤井棋聖は自信を持っているなという雰囲気を漂わせていました。盤上でも佐々木七段の勝負どころでのレベル差が、明らかに違うと反映された対局だったと思います。
序盤の9筋の歩を突いた手は、そこから攻撃が成立するのに3手かかります。「悠長な手」とみていましたが、平然と指していました。全体に修羅場をくぐってきた経験の差、相掛かり一本やりの佐々木七段と違って、オールラウンダーで対応できるレパートリーの差が如実に出ていました。
佐々木七段にとっては、9筋に打ち込んだ歩が敗着でしょう。1枚しかない貴重な持ち駒の歩を手放したため、藤井棋聖の2筋の香打ちへの合駒で使えず、歩切れに泣きました。まさに「歩のない将棋は負け将棋」でした。
王位戦7番勝負は続いています。棋聖を防衛したことで、王位戦4連覇に向けても明るい展望が開けてきたと思います。(加藤一二三・九段)
情報源:【ひふみんEYE】藤井聡太棋聖は平然と「悠長な手」くぐった修羅場、レパートリーの差が如実 – 社会 : 日刊スポーツ
藤井聡太棋聖に佐々木大地七段が挑戦する 第94期ヒューリック杯棋聖戦五番勝負第4局が、7月18日(火)に新潟県新潟市の「高志の宿 高島屋」にて行われ、藤井棋聖が84手で佐々木七段に勝ち、対戦成績を3勝1敗として、棋聖位を防衛しました。
藤井の棋聖獲得は4期目となります。
詳しくは、ABEMA、ヒューリック杯棋聖戦中継サイト及び日本将棋連盟ライブ中継をご覧ください。
情報源:藤井聡太棋聖VS佐々木大地七段 第94期ヒューリック杯棋聖戦五番勝負第4局 藤井聡太棋聖の勝利|将棋ニュース|日本将棋連盟
▲佐々木大地七段-△藤井聡太棋聖(棋譜中継)
攻防の王手。これで☗6一角に☖4一玉と引けるようになっている。☗5一飛は☖同角だ。 この局面で佐々木が投了した。終局時刻は18時39分。消費時間は、☗佐々木3時間59分、☖藤井3時間50分。激戦を制した藤井はシリーズ成績を3勝1敗として棋聖を防衛。通算4連覇を果たした。 【終局直後】 https://kifulog.shogi.or.jp/kisei/2023/07/post-bb10-1.html 【感想戦の様子】 https://kifulog.shogi.or.jp/kisei/2023/07/post-a867.html 投了以下は(1)☗8六歩☖同角☗7七金は☖2六香☗8六金☖9八飛☗7七玉☖7八金☗8七玉☖8八飛成☗9六玉☖9一香が一例で先手玉は一手一手の寄り筋。後手玉は詰まない。(2)☗7七角も☖同角成☗同玉☖5九角がきつく、☗6八金は☖6五桂☗6六玉☖6八角成で後手玉は詰まず、先手玉は受けが難しい。☗8八玉と頑張るのも☖7七金☗9七玉☖9一香でやはり合駒を使わせることができ(☗8六玉は☖7八金以下の詰み)、後手玉は詰まなくなる。
18時39分 終局
84手 9五角まで、△藤井聡棋聖 の勝ち
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永世棋聖にあと一期。
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