ひふみん
2023年7月14日19時1分
<ひふみんEYE>
将棋の最年少7冠、藤井聡太王位(竜王・名人・叡王・棋王・王将・棋聖=20)が佐々木大地七段(28)の挑戦を受ける、「伊藤園お~いお茶杯第64期王位戦7番勝負第2局」が13、14の両日、有馬温泉(神戸市北区)の老舗旅館「中の坊瑞苑(ずいえん)」で行われ、後手の藤井が98手で勝ち、開幕2連勝とした。王位4連覇まであと2勝とした。
本紙「ひふみんアイ」でおなじみ、加藤一二三・九段(83)が対局を振り返ります。
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藤井王位の圧勝でしたね。対局の根幹は、佐々木七段が攻めに繰り出してきた銀への3回のさえた対応手でした。
まずは4筋に出てきた銀に対し、左桂を跳ね出したのが、強手でした。挑戦者は意表を突かれたのではないでしょうか。普通なら銀を上げますから。
終盤は飛車を2筋にタダ捨てして、銀で取らせています。大駒を捨ててでも銀を下げさせて攻撃速度を鈍らせる好手。「終盤は駒の損得よりもスピード」という格言を逆用しました。
さらに持ち駒の金を4筋に打っての銀取り。手厚い攻防手です。攻めの中心となっていた挑戦者の銀を成り捨てさせ、手持ちにした直後、天王山に打ち込んで押しつぶしました。
先手で得意とする相掛かりを採用した挑戦者ですが、今回の先手先手3八銀、後手後手7二銀型の戦型は端的に「やめましょう」と言っておきます。この将棋は先手が先に攻めることができますが、後手の方がだんだん形が良くなっていきます。これにこだわると何回やっても勝てません。改良点も見つからないというのが、私の意見です。これを踏まえた上で、練り直した作戦を見てみたいです。(加藤一二三・九段)
情報源:【ひふみんEYE】藤井聡太王位さえた「銀」への3回の対応 意表突き、にぶらせ、押しつぶした – 社会 : 日刊スポーツ
藤井聡太王位に佐々木大地七段が挑戦する 伊藤園お~いお茶杯第64期王位戦七番勝負2局が、7月13・14日(木・金)に兵庫県神戸市「中の坊瑞苑」で行われ、藤井王位が98手で佐々木七段に勝ち、藤井王位の2連勝としました。
第3局は、7月25・26日(火・水)に、北海道小樽市「料亭湯宿 銀鱗荘」で行われます。
情報源:藤井聡太王位VS佐々木大地七段 伊藤園お~いお茶杯第64期王位戦七番勝負2局 藤井聡太王位の勝利|将棋ニュース|日本将棋連盟
七番勝負日程
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<第64期> 伊藤園お~いお茶杯
王位戦 七番勝負 第二局 2日目#藤井聡太 王位 対 #佐々木大地 七段
━━━━━━━━━━━━━━━本局は99手で藤井聡太 王位が勝利しました。 #王位戦#佐々木七段#藤井王位#アベマ将棋
— ABEMA将棋ch(アベマ) (@Shogi_ABEMA) July 14, 2023
#藤井聡太 王位の勝利
【伊藤園お~いお茶杯第64期 #王位戦 七番勝負2局】
○藤井聡太王位 VS ●佐々木大地七段
伊藤園お~いお茶杯第64期王位戦 七番勝負2局が7月13・14日(木・金)に行われ、藤井王位が98手で佐々木七段に勝ち、藤井王位の2連勝としました。 https://t.co/cIEfGAlP0y
— 日本将棋連盟【公式】 (@shogi_jsa) July 14, 2023
▲佐々木大地七段-△藤井聡太棋聖(棋譜中継)
銀を当たりからかわしつつ、5三の地点に利かす。代えて☖3八歩が☖4八金打や☖5八金打までの詰めろだったが、危険と見たようだ。 この局面で4分考え、次の手を指さずに佐々木が投了した。後手玉に迫る速い手はなく、先手玉には☖3八歩で詰めろがかかる。終局時刻は17時9分。消費時間は☗佐々木7時間19分、☖藤井7時間6分。勝った藤井は2勝0敗とした。第3局は7月25日(火)から26日(水)にかけて、料亭湯宿「銀鱗荘」(北海道小樽市)で行われる。 本局は北海道新聞・東京新聞・中日新聞・神戸新聞・徳島新聞・西日本新聞の各紙上において、小池大志さんによる観戦記が9月26日(火)~10月7日(土)に12譜で掲載されます。詳しくはそちらもあわせてご覧ください。 【藤井王位が2連勝】 https://kifulog.shogi.or.jp/oui/2023/07/post-7029.html 【終局直後の様子】 https://kifulog.shogi.or.jp/oui/2023/07/post-97fc.html 【インタビュー】 https://kifulog.shogi.or.jp/oui/2023/07/post-2607.html
17時9分 終局
98手 4四銀まで、△藤井聡太王位 の勝ち
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連勝
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