猪鼻八段の勝ち
2023/05/25 20:36
将棋の竜王戦1組ランキング戦の決勝が5月25日に行われ、稲葉陽八段(34)が羽生善治九段(52)を下し、1組優勝を決めた。優勝賞金470万円を手にするとともに、本戦では1勝すれば挑戦者決定三番勝負に進出できる「スーパーシード」の権利を獲得。自身2度目のタイトル挑戦を目指し最短ルートで進めることになった。なお、敗れた羽生九段も本戦出場の権利がある。
稲葉八段の先手番から始まった一局は「相掛かり」からスタート。午前中から1筋で香車の交換が入り激しい攻防が始まると、昼食休憩までに駒がぶつかり、駒を取り合う戦いに進行。序盤から中盤にかけては大駒を成り込んだ羽生九段の攻めに対し、稲葉八段がどう耐えるかという構図になった。
午後に入り早くも局面は終盤に入ると、両者ともにじっくりと時間をかけて局面の打開を目指したが、夕食休憩のタイミングで羽生九段が70分の大長考。形勢は互角ながら、ここで大きく時間の差が開いた。最終盤では形勢が二転三転する場面もあったが、時間切迫の中、一気に稲葉八段に形勢が傾くと、1時間以上残していた時間を有効に使った稲葉八段が確実な寄せ。各棋戦の上位で戦う地力を発揮し、優勝を果たした。
対局後、稲葉八段は「全て先手だったので、そのあたりは運がよかったです。自分の力が出し切れたかなと思います」と今期ランキング戦を振り返ると「次当たる相手も勝ち上がってきた相手になる。勢いに乗っているので、こっちもしっかり準備しないと厳しい戦いになる」と気を引き締めていた。
(ABEMA/将棋チャンネルより)
情報源:稲葉陽八段、1組優勝!羽生善治九段下す 本戦では1勝すれば挑決三番勝負のスーパーシードに/将棋・竜王戦1組ランキング戦 | ニュース | ABEMA TIMES | アベマタイムズ
第36期竜王戦1組ランキング戦決勝 羽生善治九段VS稲葉陽八段の対局が5月25日(木)に行われ、稲葉八段が117手で羽生九段に勝ち、1組優勝を決めました。
稲葉八段は初の1組優勝です。
なお、稲葉八段、羽生九段ともに決勝トーナメントの出場は決まっています。
情報源:羽生善治九段VS稲葉陽八段 第36期竜王戦1組ランキング戦決勝 稲葉陽八段の勝利|棋戦トピックス|日本将棋連盟
1組ランキング戦
決勝トーナメント表
情報源:第36期竜王戦 1組ランキング戦
📺明日放送📺
第36期 #竜王戦 1組ランキング戦決勝
< #羽生善治 九段 対 #稲葉陽 八段>▽解説者:#中川大輔 八段、#勝又清和 七段、#田村康介 七段
明日あさ09:50〜放送!
詳細は▽
— ABEMA将棋ch(アベマ) (@Shogi_ABEMA) May 24, 2023
▲稲葉陽八段-△羽生善治九段
好位置の飛車打ち。☖6一銀に☗5二桂成☖同玉☗7四角で角が使えてくる。次いで☖7四同飛成☗同飛成と進むと、先手玉の詰めろが消えて、後手玉は☗6三金以下の詰めろのため、先手の寄せ合い勝ちとなる。☗7四角に☖6三桂も☗同角成☖同玉☗7九飛成が詰めろ逃れの詰めろとなる。 この局面で羽生が投了した。終局時刻は20時25分。消費時間は、☗稲葉4時間1分、☖羽生5時間0分。 終盤で羽生の踏み込みを際どくかわした勝った稲葉が初の1組優勝を果たした。敗れた羽生は1組2位として決勝トーナメントに進む。 【「力は出し切れた」稲葉八段が優勝、羽生九段は時間切迫が響く<1組・羽生善治九段-稲葉陽八段> : 読売新聞オンライン】 https://www.yomiuri.co.jp/igoshougi/ryuoh/blog/20230525-SYT8T4191792/ ※局後の感想※ 感想戦は21時10分過ぎまで行われた。難解な形勢が続き、最後は100手目☖6五竜で☖1七金が有力だった。最後に羽生が「本譜は一直線で負けになってしまった。(途中のわかれは)何回かやってみないとわからない将棋かもしれません」と総括した。
20時25分 終局
117手 7一飛まで、▲稲葉八段 の勝ち
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1組初優勝なのか
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