地球代表
2023年5月23日 23時00分
渡辺明名人(39)に藤井聡太竜王(20)=王位・叡王・棋王・王将・棋聖と合わせ六冠=が挑戦している第81期将棋名人戦七番勝負の第4局は21、22の両日、福岡県飯塚市の麻生大浦荘で指され、藤井竜王が勝利してシリーズ成績3勝1敗となった。名人の早い投了となった一局。立会人を務めた深浦康市九段(51)が解説した。
もしかしたら渡辺名人に残るショックは大きいかもしれない、と思ってしまうくらい手痛い一局でした。
第3局まで一貫してしぶとく戦うことを選ばれた渡辺さんですが、本局では急に後手から局面を良くしに行きました。前局までの戦い方を貫き通すと思っていたので驚きましたし、攻めを切らされて急に勝負が終わってしまったことにもびっくりしています。
「自ら動いて自ら転んでしまったような…」。立会人として第4局を見つめた深浦九段は渡辺名人の今回の将棋をこう評した上で、「競った戦いを見たい」と話しました。
情報源:「概念のない藤井将棋」立会人・深浦康市九段が語る今までにない棋士:朝日新聞デジタル
渡辺明名人に藤井聡太竜王が挑戦する 第81期名人戦七番勝負第4局が、5月21、22日(日・月)に福岡県飯塚市「麻生大浦荘」で行われ、藤井竜王が69手で渡辺名人に勝ち、3勝1敗としました。
第5局は、5月31・6月1日(水・木)に、長野県上高井郡「緑霞山宿 藤井荘」で行われます。
詳しくは、ABEMA、名人戦棋譜速報及び日本将棋連盟ライブ中継をご覧ください。
情報源:渡辺明名人VS藤井聡太竜王 第81期名人戦七番勝負第4局 藤井聡太竜王の勝利|将棋ニュース|日本将棋連盟
七番勝負の日程
#藤井聡太 竜王の勝利
【第81期 #名人戦 七番勝負第4局】
●渡辺明名人 VS ○藤井聡太竜王
第81期名人戦七番勝負第4局が、5月21、22日(日・月)に福岡県飯塚市「麻生大浦荘」で行われ、藤井竜王が69手で渡辺名人に勝ち、3勝1敗としました。 https://t.co/UqtHyOIUiX
— 日本将棋連盟【公式】 (@shogi_jsa) May 22, 2023
▲藤井聡太竜王-△渡辺明名人
角をつなげ打って王手。6六にも残すことで☖4一玉には☗3三桂を用意している。次の休憩まで20分を切った。渡辺は腕を組む。 この局面で6分考え、渡辺は次の手を指さずに投了した。控室の報道陣が慌ただしく動く。終局時刻は16時45分。消費時間は☗藤井6時間57分、☖渡辺7時間38分。王手を防いでも☗7三歩成があり、後手陣は収拾がつかない。一方で先手玉は安泰だ。藤井は3勝1敗とし、タイトル奪取、及び史上2人目の七冠達成まであと1勝と迫った。第5局は5月31日(水)から6月1日(木)にかけて、長野県上高井郡高山村にある山田温泉の「緑霞山宿 藤井荘」で行われる。 ※局後の感想※ 藤井は受ける展開になり、勝ちを見通せるところはなかったという。後手にとって最も有力だったのは、38手目に☖8八歩と打たずに☖8六角の変化だった。先手も大変な進行になる。感想戦は17時55分に終了した。
16時45分 終局
69手 7五角打まで、▲藤井聡竜王 の勝ち
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奪取に王手
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