軍曹
2023年5月23日 5時35分
将棋の渡辺明名人(39)に藤井聡太六冠(20)=竜王、王位、叡王、棋王、王将、棋聖=が挑戦している第81期名人戦七番勝負第4局が22日、福岡県飯塚市の「麻生大浦荘」で前日から指し継がれ、先手の藤井が69手で勝利した。シリーズは藤井の3勝1敗となり、羽生善治九段以来、史上2人目、最年少での七冠達成、そして40年ぶりの史上最年少名人記録更新へ王手をかけた。
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本局は渡辺名人が後手番ながら動いていく積極的な将棋なのですが、そうすると単調になりやすく、最後に粘りが利かなかったのかなと思います。うまく指されるとだめになってしまう将棋で、藤井竜王はそういう「うまく指せば」という展開をかなり得意にしている。藤井竜王の良さが出やすいのかなと見ていました。
また、全体的に左側、藤井竜王からすると王様の周辺で戦う展開になったのですが、藤井竜王はこのような戦い方を得意にしている。一手一手丁寧に指して、後手の攻めに的確に対応したという感じでした。
渡辺名人としては「うまく指されたらしょうがない」という戦い方で、作戦の性質上、本局のような展開は仕方ない。ただ、藤井竜王がそういう展開でミスをするのは自分は想像がつかないし、見たことがないという印象です。
本局も含め、渡辺名人は今シリーズで雁木を指している。それが藤井対策として有効だと見ていると思います。これで結果が出れば、今後藤井対策としては雁木が流行するかもしれない。渡辺名人は勝負の嗅覚が優れていると言われますので、どうなるのか私も注目して見ています。(永瀬拓矢王座)
情報源:藤井聡太六冠は一手一手丁寧に指して後手の攻めに的確に対応した…永瀬拓矢王座が見た : スポーツ報知
渡辺明名人に藤井聡太竜王が挑戦する 第81期名人戦七番勝負第4局が、5月21、22日(日・月)に福岡県飯塚市「麻生大浦荘」で行われ、藤井竜王が69手で渡辺名人に勝ち、3勝1敗としました。
第5局は、5月31・6月1日(水・木)に、長野県上高井郡「緑霞山宿 藤井荘」で行われます。
詳しくは、ABEMA、名人戦棋譜速報及び日本将棋連盟ライブ中継をご覧ください。
情報源:渡辺明名人VS藤井聡太竜王 第81期名人戦七番勝負第4局 藤井聡太竜王の勝利|将棋ニュース|日本将棋連盟
七番勝負の日程
#藤井聡太 竜王の勝利
【第81期 #名人戦 七番勝負第4局】
●渡辺明名人 VS ○藤井聡太竜王
第81期名人戦七番勝負第4局が、5月21、22日(日・月)に福岡県飯塚市「麻生大浦荘」で行われ、藤井竜王が69手で渡辺名人に勝ち、3勝1敗としました。 https://t.co/UqtHyOIUiX
— 日本将棋連盟【公式】 (@shogi_jsa) May 22, 2023
▲藤井聡太竜王-△渡辺明名人
角をつなげ打って王手。6六にも残すことで☖4一玉には☗3三桂を用意している。次の休憩まで20分を切った。渡辺は腕を組む。 この局面で6分考え、渡辺は次の手を指さずに投了した。控室の報道陣が慌ただしく動く。終局時刻は16時45分。消費時間は☗藤井6時間57分、☖渡辺7時間38分。王手を防いでも☗7三歩成があり、後手陣は収拾がつかない。一方で先手玉は安泰だ。藤井は3勝1敗とし、タイトル奪取、及び史上2人目の七冠達成まであと1勝と迫った。第5局は5月31日(水)から6月1日(木)にかけて、長野県上高井郡高山村にある山田温泉の「緑霞山宿 藤井荘」で行われる。 ※局後の感想※ 藤井は受ける展開になり、勝ちを見通せるところはなかったという。後手にとって最も有力だったのは、38手目に☖8八歩と打たずに☖8六角の変化だった。先手も大変な進行になる。感想戦は17時55分に終了した。
16時45分 終局
69手 7五角打まで、▲藤井聡竜王 の勝ち
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奪取に王手
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