伊藤匠六段が決勝トーナメント進出
2023/05/16 20:58
将棋の竜王戦5組ランキング戦の決勝が5月16日に行われ、伊藤匠六段(20)が服部慎一郎六段(23)に93手で勝利した。この結果、伊藤六段は5組優勝と2期連続での本戦トーナメント進出が決定した。
両者にとって公式戦初手合いとなった本局は、本戦トーナメント進出をかけた大一番。本局は伊藤六段の先手で、得意の相掛かりを採用した。序盤に端歩を突いて仕掛け、攻勢に出てペースを握ると一気に激しい攻め合いに。先手は攻撃の手を緩めることなく、的確な攻めを繰り出しリードを拡大させた。しかし、初の本戦進出を目指す服部六段も簡単には決め手を与えないず、粘り強い差し回しを見せた。しかし、最後は上部に逃げ出した後手玉を仕留めて、伊藤六段が待望の勝利を手にした。
終局後、伊藤六段は「激しい将棋だったが、昼休憩のあたりはこちらに選択肢がいろいろあり、悩ましかった指しやすさは感じていたが、決め手がつかめない状態が続いていたかなと思う」と一局を総括。敗れた服部六段は「早い段階でバランスを崩してしまい、そこからは苦しい時間が長かった」とコメントした。
この結果、伊藤六段は前期の6組に続き5組でも優勝。2期連続で本戦行きを決め、「このところ良い結果が出せていなかったので、本戦に進めたのはよかったかなと思う。一局一局良い将棋を指せるように頑張りたい」と意気込みを語った。
前期は、最難関から挑戦権獲得を目指し2勝を飾る善戦を見せたが、3回戦で敗退。今期はさらなる上位進出から、同じ年の王者・藤井聡太竜王(王位、叡王、棋王、王将、棋聖、20)への挑戦を目指す。
(ABEMA/将棋チャンネルより)
情報源:伊藤匠六段が5組優勝 服部慎一郎六段を破り2期連続で本戦進出/将棋・竜王戦5組ランキング戦 | ニュース | ABEMA TIMES | アベマタイムズ
第36期竜王戦5組ランキング戦決勝 服部慎一郎六段VS伊藤匠六段戦が、5月16日(火)に関西将棋会館で行われ、伊藤六段が93手で服部六段に勝ち5組優勝、また決勝トーナメントへの出場を決めました。
情報源:服部慎一郎六段VS伊藤匠六段 第36期竜王戦5組ランキング戦決勝 伊藤匠六段が5組優勝
#伊藤匠 六段が勝利
【第36期 #竜王戦 5組ランキング戦決勝】
●服部慎一郎六段 VS ○伊藤匠六段
第36期竜王戦5組ランキング戦決勝が、5月16日(火)に関西将棋会館で行われ、伊藤六段が93手で服部六段に勝ち5組優勝、また決勝トーナメントへの出場を決めました。 https://t.co/VCDIl2FVwm
— 日本将棋連盟【公式】 (@shogi_jsa) May 16, 2023
▲伊藤匠六段-△服部慎一郎六段
伊藤は利きの少ない3三への桂打ちで決めに出た。☗4四馬までの詰めろで、この桂を角金どちらで取っても☗3三同馬から4六に打てば後手玉は詰む形だ。 この局面で服部が4分弱考え、次の手を指さずに投了した。以下は☖6四飛くらいだが、☗同桂☖同玉に☗7六歩くらいで後手玉は一手一手の寄りとなる。 終局時刻は20時13分。消費時間は☗伊藤4時間31分、☖服部4時間21分(チェスクロック使用)。勝った伊藤は5組優勝となり、決勝トーナメント出場を決めた。 ■ABEMA■ 村田顕弘六段>☗3三桂まで、伊藤六段の勝ちとなりました。投了図以下は☖6四飛と受けても☗同桂からゆっくり攻められても勝ち目がないと判断されて投了となりました。序盤は20手目☖7六飛と横歩を取ったり31手目☗2五飛~端攻めで仕掛けたりと、東西を代表する若手棋士の将棋らしい、お互い妥協のない立ち上がりでした。55手目、飛車取りに構わず☗7三桂が厳しかったですね。本譜☖9五角から抜かれるのですが、☗8三とと依然として飛車を逃げずに攻め続けたのが好判断だったように思いました。服部六段はハッキリと苦しい局面からも、罠を用意した粘り方を見せましたが、伊藤六段が罠をかいくぐって勝ちきった内容だったと思います。本日はご観戦ありがとうございました。 ※局後の感想※ 「桂がぴったりでしたね」(服部) 感想戦は20時55分に終了した。
20時13分 終局
93手 3三桂まで、▲伊藤匠六段 の勝ち
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おめでとうございます。
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