ひふみん
2023年4月28日20時3分
<ひふみんEYE>
藤井聡太竜王(王位・叡王・棋王・王将・棋聖=20)が史上最年少での名人獲得と7冠に向け、渡辺明名人(39)に先勝した、将棋の第81期名人戦7番勝負第2局が28日、静岡市の「浮月楼」で行われた。27日午前9時からの2日制で始まった一戦は、先手の藤井が勝って、連勝。史上最年少名人の獲得と7冠へまた一歩近づいた。
本紙「ひふみんアイ」でおなじみ、加藤一二三・九段(83)が対局を振り返ります。
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藤井竜王は前例から外れた将棋になっても、よく研究していると思います。6筋に打った香を成り込んだ上、1筋に桂、香、飛車で強烈なラインを形成しました。「玉は包むように寄せろ」の格言通り、鮮やかに挟撃体制を築いて、局面を優位に導きました。
渡辺名人も中盤うまく立ち回っていましたし、リードを奪う局面もあったと思います。9筋に龍を作れましたが、これで流れが傾いてしまいました。
名人戦も含め、タイトル戦で連勝するのが獲得への鉄則。藤井竜王が史上最年少名人にぐっと近づいた気がします。第3局は渡辺名人が先手番。開幕局はうまく攻めていましたし、もう一度採用してもいいでしょう。ただ、終盤が課題です。(加藤一二三・九段)
情報源:【ひふみんEYE】藤井聡太竜王が見せた格言通りの鮮やか挟撃 史上最年少名人にぐっと近づいた – 社会 : 日刊スポーツ
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七番勝負の日程
▲藤井聡太竜王-△渡辺明名人
この手を見て渡辺が投了を告げた。以下☖2四玉は☗2五歩☖3五玉に☗3七銀が詰めろ逃れの詰めろで先手勝ち筋。☖3四同玉には☗6一角と打ち、以下☖2四玉は☗2五角成以下の詰み。☖4三飛は先手玉の詰めろが解けるので☗2五歩ぐらいで先手勝勢だ。 終局時刻は19時51分。消費時間は、☗藤井聡8時間27分、☖渡辺明8時間41分。シリーズは藤井が開幕から2連勝とした。5月13・14日(土・日)に大阪府高槻市「高槻城公園芸術文化劇場」で行われる。
19時51分 終局
87手 ▲3四歩まで、▲藤井聡竜王 の勝ち
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連勝
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