藤井聡太竜王が43手目を封じる
2023/04/27 18:48
将棋の渡辺明名人(39)に六冠保持者の藤井聡太竜王(王位、叡王、棋王、王将、棋聖、20)が挑戦する第81期名人戦七番勝負が4月27日、静岡県静岡市の「浮月楼」で第2局が行われ、藤井竜王が43手目を封じて指し掛けとした。あす28日午前9時頃に封じ手が開封され、対局が再開される。
4連覇を目指す渡辺名人に、六冠保持者の藤井竜王が初挑戦している今期の七番勝負。開幕局は藤井竜王が先勝を飾った。何としてでも本局で追いつきたい渡辺名人は、早々に角道を止め雁木模様に進めて力勝負を選んだ。戦型は「矢倉」に。スローペースで進行しており、互いに細かな駆け引きを含んだ序盤のねじり合いが続いている。
午後6時30分に立会人の青野照市九段(70)が封じ手の定刻を迎えたことを告げると、手番の藤井竜王は2分の少考ののちに封じる意思を示し、指し掛けとした。封じ手での形勢に大きな差はなく、ABEMAの「SHOGI AI」はほぼ互角の数字を示している。中継に出演した三枚堂達也七段(29)は、「駒のぶつかりは少なく比較的穏やかな1日目だったが、渡辺名人の駒組みの仕方や、それに対応した藤井竜王の持久戦へのシフトなどが1日目のポイントになった」と振り返った。
本格的な激しい戦いが始まる2日目の展開に大きな注目が集まりそうだ。第2局2日目は、28日午前9時頃に再開が予定されている。
持ち時間は各9時間。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。
【封じ手時点での残り持ち時間】
▲藤井聡太竜王 4時間27分(消費4時間33分)
△渡辺明名人 5時間23分(消費3時間37分)(ABEMA/将棋チャンネルより)
情報源:藤井聡太竜王が43手目を封じる 渡辺明名人との注目の第2局 形勢互角のまま2日目へ/将棋・名人戦七番勝負 | ニュース | ABEMA TIMES | アベマタイムズ
▲藤井聡太竜王-△渡辺明名人
17時52分の着手。☖9二飛は控室でも予想されていた手だ。 18時30分を回ると、手番の棋士が次の手を決めた時点で封じることになる。18時30分にすぐ封じなければいけないわけではない。 18時30分、立会人の青野九段が「次の手を封じてください」と声をかけた。手番の藤井はまだ考えている。32分、藤井が封じる意思を告げて別室に向かった。37分頃、封じ手を記入した藤井が戻り、渡辺が封緘のサインを加えて青野九段に預けられた。駒が片付けられて対局1日目が終わった。 封じ手の考慮時間は40分。1日目の消費時間は☗藤井4時間33分、☖渡辺3時間37分。対局は明日9時に再開する。 控室の封じ手予想は、☗2九飛が一番人気。後手から☖4五歩☗同歩☖2五桂と仕掛ける筋が見えているので、それを避けておきたいという。また、直前に☗1五歩と突いた流れから☗1六香、形の綺麗な☗6六歩、☗2九飛と似た意味で☗1八飛なども挙げられた。他に考えられる手では☗8八金、☗7九玉などもあるようだ。
藤井聡太竜王が43手目を封じる
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