17時56分 終局
115手 6五角まで、▲菅井八段 の勝ち
2023/04/23 19:08
将棋の第8期叡王戦五番勝負第2局が4月23日、愛知県名古屋市の「名古屋東急ホテル」で行われ、3連覇を目指す藤井聡太叡王(竜王、王位、棋王、王将、棋聖、20)が挑戦者の菅井竜也八段(31)に敗れた。この結果、シリーズは1勝1敗に。再び振り出しに戻った五番勝負、注目の第3局は5月6日、愛知県名古屋市の「か茂免」で指される。
藤井叡王にとって、タイトル戦で初めて振り飛車党との対戦となった今期のシリーズ。開幕局では堅陣を活かして快勝を飾ったが、後手番の第2局では手痛い黒星を喫した。菅井八段の先手三間飛車の出だしから、相穴熊に。藤井叡王は自陣を囲いきる前に積極的な動きを見せたが、菅井八段が柔軟な角引きで対応してペースを握った。
決断良く指し進めていく菅井八段に対し、藤井叡王は持ち時間をたっぷり投入。菅井八段は1歩得を果たすとじわじわとポイントを積み上げていった。長い中盤戦を経て一気に力勝負の終盤戦に突入。藤井叡王も得意の終盤力を活かすべく食らいついて行ったが、あっという間に一分将棋となった。対する菅井八段は持ち時間を1時間以上残しており、冷静に対応。藤井叡王も秒読みに追われながら必死の粘りを見せたが、最後まで差を埋めることが出来ず手痛い黒星を喫した。
勝利した菅井八段は、「あまり研究していなかった形になり、中盤が難しい将棋だった。中盤以降は自分なりに上手く指せたかなと思います」とコメント。敗れた藤井叡王は「仕掛けていったのが無理筋でうまく受け止められてしまった。完敗だったのかなと思います」と話し、菅井八段の完勝譜を認めていた。
現在、防衛戦の叡王戦とともに、名人戦七番勝負に初挑戦中の藤井叡王は、中3日で静岡市で行われる名人戦第2局(4月27・28日)へ。持ち時間も対局者も異なる2つのタイトル戦を渡り歩く藤井叡王の、今後の戦い方にも大きな注目を集めることになりそうだ。
シリーズは1勝1敗のタイに。次戦へ向けて、藤井叡王は「本局は速い段階でミスがでてしまった。もっと読みの精度を高めて第3局以降に臨みたいと思います」と前を見据えていた。第3局は5月6日、名古屋市内の料亭「か茂免」で指される。
(ABEMA/将棋チャンネルより)
情報源:藤井聡太叡王、対抗形シリーズ第2局は黒星 振り飛車党の挑戦者・菅井竜也八段に「完敗だった」 シリーズは1勝1敗に/将棋・叡王戦五番勝負 | ニュース | ABEMA TIMES | アベマタイムズ
2023/04/23 19:02
将棋の第8期叡王戦五番勝負第2局が4月23日、愛知県名古屋市の「名古屋東急ホテル」で行われ、叡王初奪取を目指す挑戦者の菅井竜也八段(31)が藤井聡太叡王(竜王、王位、棋王、王将、棋聖、20)に115手で勝利した。この結果、シリーズは1勝1敗に。再び振り出しに戻った五番勝負、注目の第3局は5月6日、愛知県名古屋市の「か茂免」で予定されている。
【中継】藤井叡王VS菅井八段 終局後インタビューと感想戦
取られたら、取り返す。開幕局で黒星発進した挑戦者の菅井八段が第2局で快勝を飾った。本局は、先手三間飛車の出だしから、相穴熊に。藤井叡王は自陣を囲いきる前に積極的な動きを見せたが、菅井八段が柔軟な角引きで対応してペースを握った。決断良く指し進めていく菅井八段に対し、藤井叡王は持ち時間をたっぷり投入。菅井八段は1歩得を果たすと、じわじわとポイントを積み上げていった。
長い中盤戦を経て一気に力勝負に突入。藤井叡王も得意の終盤力を活かすべく、食らいついて行ったが、あっという間に一分将棋となった。対する菅井八段は持ち時間を1時間以上残しており、冷静に対応。藤井叡王の必死の粘りを振り切り、一度もリードを奪われることなく大きな白星を手にした。
勝利した菅井八段は、「あまり研究していなかった形になり、中盤が難しい将棋だった。中盤以降は自分なりに上手く指せたかなと思います」とコメント。敗れた藤井叡王は「仕掛けていったのが無理筋でうまく受け止められてしまった。完敗だったのかなと思います」と話し、菅井八段の完勝譜を認めていた。
菅井八段は、2017年度の第58期王位戦で初戴冠し、平成生まれ初のタイトルホルダーとなった。振り飛車の可能性を追求し続ける棋界屈指の研究家で、約5年ぶりのタイトル奪取に大きな期待が寄せられている。
この結果、1勝1敗と再び振り出しに戻った五番勝負。次局で勝利を挙げ、藤井叡王が3連覇に王手をかけるか、菅井八段が連勝で奪取に近づくか。菅井八段は次局に向けて「精一杯頑張りたいと思います」と短くとも強い意気込みを語る。注目の第3局は5月6日、名古屋市内の料亭「か茂免」で指される。
(ABEMA/将棋チャンネルより)
情報源:挑戦者・菅井竜也八段が藤井聡太叡王に快勝 5年ぶりタイトル奪取へ前進 シリーズは1勝1敗に/将棋・叡王戦五番勝負第2局 | ニュース | ABEMA TIMES | アベマタイムズ
2023年4月23日18時1分
将棋の最年少6冠、藤井聡太叡王(竜王・王位・棋王・王将・棋聖=20)が菅井竜也八段(31)の挑戦を受ける、第8期叡王戦5番勝負第2局が23日、愛知県名古屋市の「名古屋東急ホテル」で行われ、先手の菅井が115手で勝ち、対戦成績を1勝1敗のタイとした。第3局は5月6日、名古屋市の「か茂免」で行われる。
居飛車党の藤井はここまでタイトル戦13戦負けなし。タイトル戦14戦目にして、振り飛車党の棋士と初対戦となったが、中盤からリードを奪われた。終局後、藤井は「ちょっと仕掛けが無理筋だった。うまく対応され、形勢を損ねてしまった」と完敗を認めた。
第2局は菅井が5手目に大駒の飛車を7筋に振る戦型「三間飛車」を採用した。菅井は第1局でも「三間飛車」をぶつけてきたが、藤井が堅い守りで完勝した。相手が金と銀で周りを固め、最も守備力の高いとされる「穴熊囲い」に藤井も「穴熊囲い」で対抗した。双方が「穴熊囲い」にとなる「相穴熊」。藤井がタイトル戦で「穴熊囲い」を採用するのは初めて。振り飛車党との未知の領域での戦いとなった。
振り飛車党との対戦経験が少ないためか、苦戦した。70手目には持ち時間40分を使い切り、相手より先に1分将棋へ突入した。秒読みの中、投了の追い込まれた。
藤井は叡王戦と同時進行するかたちで渡辺明名人に挑戦する名人戦7番勝負では先勝。史上最年少の20歳での名人獲得に期待がかかる。叡王3連覇、6冠堅守へ、ハードスケジュールが続く。第3局へ向け「もっと読みの精度を高めたい」と課題を口にした。
◆先手叡王(えいおう)戦 将棋の8大タイトル戦の1つ。タイトル序列は竜王、名人、王位に次いで4番目(以下王座、棋王、王将、棋聖)。主催は不二家。特別協賛・ひふみ。協賛・中部電力、豊田自動織機、豊田通商、日本AMD。2015年(平27)に一般棋戦として第1期を開催。第3期以降、王座戦以来34年ぶりにタイトル戦に昇格した。歴代獲得者は高見泰地、永瀬拓矢、豊島将之、藤井聡太と毎回交代したが、昨年5月に藤井が初防衛を果たした。段位別予選(四・五段各1、六・七段各2、八・九段各3)の突破者と、シードの計16人による勝ち抜き戦で挑戦者を決める。主催の不二家が「糖分補給」のアシストを兼ねて、午前10時と午後3時におやつを両対局者に提供する。
【第8期叡王戦5番勝負第3局以降の日程】
◆第3局 5月6日、名古屋市「か茂免」
◆第4局 5月28日、岩手県宮古市「浄土ケ浜パークホテル」
◆第5局 6月17日、千葉県柏市「柏の葉カンファレンスセンター」
<主催>不二家、日本将棋連盟
<特別協賛>ひふみ
<協賛>中部電力、豊田自動織機、豊田通商、日本AMD
情報源:【叡王戦】藤井聡太叡王が菅井竜也八段に完敗「仕掛けが無理筋だった」1勝1敗タイに – 社会 : 日刊スポーツ
2023年4月23日18時43分
藤井聡太叡王(竜王・王位・棋王・王将・棋聖=20)が菅井竜也八段(31)の挑戦を受ける、将棋の第8期叡王戦5番勝負第2局が23日、名古屋市の「名古屋東急ホテル」で行われた。午前9時から始まった対局は、三間飛車を開幕局に続いて採用して穴熊に囲った先手菅井が午後5時56分、115手で快勝し、対戦成績を1勝1敗とした。タイトル戦で初めて穴熊を採用した後手の藤井は対応ミスが響いた。第3局は5月6日、名古屋市「か茂免」で行われる。
菅井が巧みな指し回しを見せた。「研究してない形で難しい中盤になった」と終局後に話したが、押したと思えば引いて藤井を翻弄(ほんろう)する。主導権を奪っただけでなく、相手にうまく時間を消費させた。70手目、1手60秒未満で指さなければならない1分将棋となった藤井に対し、落ち着いて局面を読む。「最後(115手目)の先手6五角で勝ったと思いました」。藤井穴熊を攻略した。
第1局は落としたが、先手番の今局をキープした。昨年8月のA級順位戦に次いでの会心譜だ。藤井から通算4勝目は、大橋貴洸七段と並び3位タイ。トップの豊島将之九段の11勝、永瀬拓矢王座の5勝に続く。振り飛車党としては久保利明九段の3勝を抜いて、勝ち頭に躍り出た。
これで改めての3番勝負になる。「精いっぱい頑張りたいと思います」と、第3局に頭を切り替えていた。
◆先手叡王(えいおう)戦 将棋の8大タイトル戦の1つ。タイトル序列は竜王、名人、王位に次いで4番目(以下王座、棋王、王将、棋聖)。主催は不二家。特別協賛・ひふみ。協賛・中部電力、豊田自動織機、豊田通商、日本AMD。2015年(平27)に一般棋戦として第1期を開催。第3期以降、王座戦以来34年ぶりにタイトル戦に昇格した。歴代獲得者は高見泰地、永瀬拓矢、豊島将之、藤井聡太と毎回交代したが、昨年5月に藤井が初防衛を果たした。段位別予選(四・五段各1、六・七段各2、八・九段各3)の突破者と、シードの計16人による勝ち抜き戦で挑戦者を決める。主催の不二家が「糖分補給」のアシストを兼ねて、午前10時と午後3時におやつを両対局者に提供する。
【第8期叡王戦5番勝負第3局以降の日程】
◆第3局 5月6日、名古屋市「か茂免」
◆第4局 5月28日、岩手県宮古市「浄土ケ浜パークホテル」
◆第5局 6月17日、千葉県柏市「柏の葉カンファレンスセンター」
<主催>不二家、日本将棋連盟
<特別協賛>ひふみ
<協賛>中部電力、豊田自動織機、豊田通商、日本AMD
情報源:【叡王戦】菅井竜也八段「研究してない形で難しい中盤」も藤井聡太叡王の穴熊を攻略し1勝1敗 – 社会 : 日刊スポーツ
藤井聡太叡王に菅井竜也八段が挑戦する 第8期叡王戦五番勝負第2局が、4月23日(日)に愛知県名古屋市の「名古屋東急ホテル」で行われ、菅井八段が115手で藤井叡王に勝ち、対戦成績を1勝1敗のタイにしました。
第3局は、5月6日(土)に、愛知県名古屋市の「か茂免」で行われます。
情報源:藤井聡太叡王VS菅井竜也八段 第8期叡王戦五番勝負第2局 菅井竜也八段の勝利|将棋ニュース|日本将棋連盟
▲菅井竜也八段-△藤井聡太叡王(棋譜中継)
遠く角を打って、☗2一金までの詰めろをかけた。以下、(1)☖3一金は☗4二成香の押し売りが厳しく、(2)☖3二角も☗同角成☖同金に☗6五角と打ち直されて、やはり受けが難しい。 「感触のいい角打ちですね」(福崎九段) 藤井は茶を飲んで姿勢を正し、頭を下げて投了を告げた。終局時刻は17時56分。消費時間は、☗菅井3時間33分、☖藤井4時間0分(チェスクロック使用)。第2局は菅井が第1局の鬱憤を晴らすかのように快勝。成績を1勝1敗として、振り出しに戻した。第3局は5月6日(土)に、愛知県名古屋市「か茂免」で行われる。 ※局後の感想※ 感想戦は40手目の☖4三金に代えて、☖4二角が主に調べられた。50手目☖8六歩以降は触れられず、短時間で終了した。
17時56分 終局
115手 6五角まで、▲菅井八段 の勝ち
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これでタイ
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