18時16分 終局
147手 4三龍まで、▲藤井聡叡王 の勝ち
2023年4月11日20時23分
<ひふみんEYE>
藤井聡太叡王(竜王・王位・棋王・王将・棋聖=20)が菅井竜也八段(30)の挑戦を受ける、第8期叡王戦5番勝負第1局が11日、東京都千代田区の「江戸総鎮守 神田明神」で行われた。対局は、タイトル戦14戦目にして初めて振り飛車党を迎え撃った先手の藤井が、菅井の三間飛車に落ち着いて対応し、先勝。3連覇に向けて好スタートを切った。第2局は23日、名古屋市「名古屋東急ホテル」で行われる。
本紙「ひふみんアイ」でおなじみ、加藤一二三・九段(83)が対局を振り返ります。
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3筋から戦いを起こし、79手目の先手4五歩で桂得した藤井叡王が指しやすくしました。13手目に先手9五歩とした後、9筋を焦点にしたやりとりも巧みでした。先手9四金(109手目)の強手は、後手9七銀先手8七玉後手9八銀不成先手8八玉で安全と読み切って、踏み込んだのでしょう。先手9九香(123手目)と控えた打ち方も、「手堅い」としか言いようがありません。
名人戦第1局で「桂の使い方」がうまいと評しましたが、今回も使った桂が全部有効でした。特に137手目の先手4六桂は、自陣の6八にある角を生かしながら、1九にある相手の馬を遮断し、後手玉の退路も封鎖しました。お見事です。
菅井八段は先手番となる第2局が鍵でしょう。同じ先手番だった昨年8月のA級順位戦は、ゴキゲン中飛車で快勝しています。これは心強いデータ。その時のイメージも含めて上手に立ち回って1勝1敗にすれば、叡王戦は面白くなると思いますよ。(加藤一二三・九段)
情報源:【ひふみんEYE】「手堅い」藤井聡太叡王はお見事 菅井竜也八段は先手番となる第2局が鍵 – 社会 : 日刊スポーツ
藤井聡太叡王に菅井竜也八段が挑戦する 第8期叡王戦五番勝負第1局が、4月11日(火)に東京都千代田区の「江戸総鎮守 神田明神」で行われ、藤井叡王が147手で菅井八段に勝ち、対戦成績を1勝0敗としました。
第2局は、4月23日(日)に愛知県名古屋市の「名古屋東急ホテル」にて行われます。
情報源:藤井聡太叡王VS菅井竜也八段 第8期叡王戦五番勝負第1局 藤井聡太叡王の勝利|将棋ニュース|日本将棋連盟
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▲藤井聡太叡王-△菅井竜也八段(棋譜中継)
菅井はこの局面で1分使い、投了を告げた。終局時刻は18時16分。消費時間は、☗藤井4時間0分、☖菅井3時間53分。第2局は4月23日(日)に愛知県名古屋市「名古屋東急ホテル」で行われる。 投了以下は次に☗8四銀や☗6二銀からの寄せが残っており、後手は指し手に窮していた。 終局後はインタビューが行われ、それから大盤解説会場に移動。ファンの前で以下のように振り返った。 藤井「序中盤は9五歩の位を生かせるかがポイントだった。仕掛けの形を作るのが難しく、その辺りは分からないまま進めていた。そのあと、こちらが攻めを受け止めるような形になり、少しずつ指しやすくなったかと思う」 菅井「数年ぶりのタイトル戦で久々にこの緊張感を味わうことができた。結果は残念だが気合が入ったので、次に向けて頑張りたい」 ※局後の感想※ 感想戦は40手目から67手目までの中盤戦に焦点が絞られた。形勢の善しあしについて明言されなかったが、いくつか示された代案で後手有望になる変化は発見されなかった。 感想戦の取材内容は本日中に追記いたします。 【終局直後】 https://kifulog.shogi.or.jp/eiou/2023/04/post-bb10.html 【大盤会場へ】 https://kifulog.shogi.or.jp/eiou/2023/04/post-359b.html
18時16分 終局
147手 4三龍まで、▲藤井聡叡王 の勝ち
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名人戦と並行開催
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