藤井聡太竜王、“最年少名人”へシリーズ先勝 4連覇狙う渡辺明名人との春のビッグマッチ 開幕局を制する/将棋・名人戦七番勝負

藤井聡太竜王の勝利|第81期名人戦七番勝負第1局

藤井聡太竜王が1勝目


終局後のインタビュー・感想戦


2023/04/06 21:24

藤井聡太竜王、“最年少名人”へシリーズ先勝 4連覇狙う渡辺明名人との春のビッグマッチ 開幕局を制する/将棋・名人戦七番勝負

将棋の藤井聡太竜王(王位、叡王、棋王、王将、棋聖、20)が4月5・6日の両日に行われた「第81期名人戦七番勝負第1局」で渡辺明名人(38)を破り、シリーズ先勝を飾った。本七番勝負は、4連覇を目指す渡辺名人と最年少名人獲得を狙う藤井竜王が激突する春のビッグマッチ。第2局は4月27・28日に静岡県静岡市の「浮月楼」で開催される。

江戸時代から続く伝統の「名人」位の獲得へ、六冠保持者の藤井竜王が幸先の良いスタートを切った。本局は、両者にとって公式戦20局目。2~3月にかけて同一カードで争われていた棋王戦五番勝負では「角換わりシリーズ」となり、藤井竜王が3勝1敗でタイトル奪取、最年少六冠王となった。これまでの通算成績は藤井竜王の16勝3敗と大きくリードしているとあり、渡辺名人が本シリーズで用意してきた作戦、戦型にも大きな注目が集まっていた。

開幕局は振り駒の結果、渡辺名人の先手に。序盤早々から角道を止め、やや意表の雁木模様の出だしでじっくりとした戦いへと誘った。2020年のタイトル戦登場以降、年間を通じてタイトル戦を戦い続ける若き第一人者となった藤井竜王だが、名人戦は初挑戦。持ち時間各9時間の公式戦は“未知の領域”だ。藤井竜王も持久戦に応じ、昨今のタイトル戦ではややめずらしいスローペースの展開となった。

対局2日目に入ると、力戦から長く難解な中盤戦へ。両者ともに慎重度が増し、長考合戦が繰り広げられた。渡辺名人は受けよりも攻め、積極性を優先させて敵陣深くに切り込んで行ったが、藤井竜王はあくまで冷静。飛車を軸とした攻めの構成で先手玉を追い込み、じわじわとリードを押し広げていった。最終盤では、角を攻守に活用して渡辺名人の猛攻を受け切り、風格漂う緩急自在の指し回しで堂々初白星を勝ち取った。

終局後、藤井竜王は「全体的に自信がない局面が多かった。終盤はこちらの居玉が王手のかかりづらい形になって、それを活かすことができたのかなと思います」と総括。一方、黒星スタートとなった渡辺名人は「際どく足りない変化が多いなと感じていた。(終盤)角を出られたところで、足りない変化が多かった。ここが足りてないと全体的にきついかなという感想になってしまう。指し掛けのところは若干苦しいかと思っていたが、その差が結局最後まで埋まらないような将棋だった」と振り返った。

3連覇中の渡辺名人が防衛すると4連覇で永世名人資格に王手となる一方、藤井竜王が奪取となった場合、史上最年少七冠と同時に谷川浩司十七世名人(61)の持つ21歳2カ月の史上最年少名人記録を更新する大勝負。しかし、藤井竜王は中4日の4月11日には、自身が3連覇を目指す防衛戦の「叡王戦五番勝負」が開幕する。相手は、タイトル戦で初めて迎える振り飛車党のトップランナー・菅井竜也八段(30)だ。こちらは持ち時間各4時間の1日制。対戦相手も持ち時間も全く違う2つのタイトル戦を同時並行で戦うという難関に、藤井竜王がどう対応していくかも今後の注目ポイントのひとつと言えるだろう。

将棋界内外からも大注目を集めている本七番勝負の第2局は、4月27・28日の両日に静岡県静岡市の「浮月楼」に舞台を移す。藤井竜王は「良いスタートを切れたかなと思いますし、初めて持ち時間9時間で対局して、8時間との違うなと感じたところもあったので、次局以降に活かしていければと思います」、渡辺名人は「次戦は少し先なので、また気を取り直して向かっていきたいと思います」と意気込みを語った。
(ABEMA/将棋チャンネルより)

情報源:藤井聡太竜王、“最年少名人”へシリーズ先勝 4連覇狙う渡辺明名人との春のビッグマッチ 開幕局を制する/将棋・名人戦七番勝負 | ニュース | ABEMA TIMES | アベマタイムズ


2023年4月6日22時15分

藤井聡太竜王(王位・叡王・棋王・王将・棋聖=20)が史上最年少での名人獲得と7冠に向け、好発進した。将棋の第81期名人戦7番勝負第1局が6日、東京都文京区の「ホテル椿山荘東京」で行われた。5日午前9時からの2日制で始まった対局は、6日午後8時39分、110手で先手の渡辺明名人(38)を下し、先勝。初日の封じ手約1時間前の軽い仕掛けから攻めをつないで押し切った。第2局は今月27、28日、静岡市「浮月楼」で行われる。

◇    ◇    ◇

「名人をこす」戦いの第1ラウンドを藤井が制した。5日の封じ手約1時間前、軽い仕掛けから攻撃を開始した。6~9筋に狙いを絞り、堅い守りの渡辺陣を突き崩す。激しい中盤のねじり合いから抜け出した。「どう指すのか難しかった。あまり自信のない展開でした。終盤はこちらの玉がよりづらい形で、それを生かすことができました」。終局後、ホッとした様子を見せた。

初登場でも、いつものタイトル戦と変わらなかった。渡辺の秘策というべき角道を止めた「雁木(がんぎ)模様」の序盤にも、しっかり時間を使って考える。持ち時間9時間と、最長の名人戦を楽しんでいるようだった。

1912年(大元)創設と、将棋界で最も伝統と格式のある名人戦の歴史の中で、木村義雄以下、塚田正夫、大山康晴、升田幸三、中原誠、加藤一二三、谷川浩司、米長邦雄、羽生善治、佐藤康光、丸山忠久、森内俊之、佐藤天彦、豊島将之、渡辺まで輩出したのはわずか15人。藤井が16人目に挑む。「いいスタートが切れました」と話した。

対戦相手の渡辺からはこれまでに棋聖、王将、棋王と奪取。同時に数々の史上最年少記録を更新してきた。2020年(令2)7月、棋聖戦で17歳11カ月での初タイトル獲得、翌年7月には棋聖初防衛、22年2月の王将戦での5冠、今年3月の棋王戦での6冠。今回はさらに大きな偉業がかかる。記録は特に意識していない。自然体で盤に向かう。

次の対局場となる静岡県ではタイトル戦負けなしの5連勝中。21年には沼津市で棋聖初防衛、22年9月に牧之原市で王位戦3連覇、同年10月は富士宮市の竜王戦第3局で広瀬章人八段に逆転勝ち、王将戦は22年1月に渡辺、今年1月に羽生からそれぞれ勝利を挙げている。好相性の場所で、「天下統一」に向けて白星を積み上げる。【赤塚辰浩】

◆名人戦 1912年(大元)に創設された将棋界で最も歴史が古いタイトル戦。名人を頂点に、その挑戦権を得られるA級(22年度の場合、在籍10人)以下、B級1組(同13人)、B級2組(同26人)、C級1組(同33人)、C級2組(同56人)の5クラスの順位戦で構成される。プロデビューした棋士はC2からスタートし、1年につき1クラス昇級できる。挑戦するまで最速でも5年かかる。そこが、1年目から活躍次第で挑戦権を獲得できるほかの7つのタイトル(竜王・王位・叡王・王座・棋王・王将・棋聖)戦との大きな違い。序列1位の竜王は、将棋界最高の優勝賞金4400万円という「実」の部分が強いが、名人は伝統、格式という点で最も価値が高い。

○…歴代名人は獲得順に木村義雄以下、塚田正夫、大山康晴、升田幸三、中原誠、加藤一二三、谷川浩司、米長邦雄、羽生善治、佐藤康光、丸山忠久、森内俊之、佐藤天彦、豊島将之、渡辺明と15人。藤井が16人目を目指す。物故者、引退を含めて、「末の名人」と期待された腕の覚えのある約400人のプロ棋士が輩出されたなかで、名人になれる確率は約3・8%しかない。

【第81期名人戦7番勝負第2局以降の日程】

◆第2局 4月27・28日、静岡市「浮月楼」

◆第3局 5月13・14日、大阪府高槻市「高槻城公園芸術文化劇場」

◆第4局 5月21・22日、福岡県飯塚市「麻生大浦荘」

◆第5局 5月31日・6月1日、長野県高山村「緑霞山宿 藤井荘」

◆第6局 6月13・14日、山梨県甲府市「常磐ホテル」

◆第7局 6月27・28日、山形県天童市「天童ホテル」

情報源:【名人戦】藤井聡太竜王「あまり自信のない展開だった」時間使って抜け出し、渡辺明名人から先勝 – 社会 : 日刊スポーツ


2023年4月6日21時28分

藤井聡太竜王(王位・叡王・棋王・王将・棋聖=20)が史上最年少での名人獲得と7冠に向け、好発進した。将棋の第81期名人戦7番勝負第1局が6日、東京都文京区の「ホテル椿山荘東京」で行われた。5日午前9時からの2日制で始まった対局は、6日午後8時39分、110手で先手の渡辺明名人(38)を下し、先勝。初日の封じ手約1時間前の軽い仕掛けから攻めをつないで押し切った。第2局は今月27、28日、静岡市「浮月楼」で行われる。

◇   ◇   ◇

戦型は角換わりかと思われたが、渡辺が9手目で角道を止め、角交換を拒否。意表を突く作戦で藤井を未知の世界へ誘導した。2日目に入って難解な局面が続き、両者とも慎重に時間を使い、互角のまま終盤戦へ。リードを奪った藤井に対し、粘り強くプレッシャーをかけたが、最終盤の攻め合いで突き放された。

終局後、渡辺は「一手遅れている感じがずっとあった。若干、苦しめの局面が多かった」と振り返った。 藤井とのタイトル戦での激突は5度目。過去4度のタイトル戦は、すべて敗れている。「最強の挑戦者」を迎えた名人戦を落とせば、20歳で竜王位を奪った04年以来、保持し続けたタイトルを失い、無冠になる。

これまで現代将棋をリードしてきた自負がある。最も歴史があり、伝統がある名人位を死守し、藤井の前に立ちはだかりたい。

第2局へ向け「次戦は少し先なので、気を取り直して、向かっていきたい」と巻き返しを誓った。【松浦隆司】

情報源:【名人戦】渡辺明名人は黒星スタート「一手遅れている感じがずっと。苦しめの局面が多かった」 – 社会 : 日刊スポーツ


2023年4月7日 4時45分

将棋の藤井聡太六冠(20)=竜王・王位・叡王・棋王・王将・棋聖=が渡辺明名人(38)に挑戦している第81期名人戦七番勝負第1局が6日、東京都文京区の「ホテル椿山荘東京」で前日から指し継がれ、後手の藤井六冠が110手で勝利した。史上最年少名人へ、好発進となった。

ぱちぱちぱち。盤を見つめた藤井のまばたきが速まる。じっくりと時間を使い、難解な最終盤も読み切った。史上最年少名人へ、白星で発進。「いいスタートを切れたかなと思います」。藤井は素直な感想を述べた後、「内容としても序盤から常に難しい局面が続き、充実感があった」と憧れの舞台での手応えを語った。

3月に棋王戦五番勝負で藤井に敗れ、10年守り続けていた棋王位を奪われた渡辺が、4局全て角換わりとなった棋王戦から一変、角換わりをせず、藤井が「予想してなかった」という、局面の変化が多い「雁木(がんぎ)」模様の進行となった。

藤井が挑む対局で持ち時間各9時間は過去最長。ゆっくりとした進行で、両者の力と力がぶつかった。「8時間とも違った時間配分が必要になってくるのかなと感じた」。これまで以上に一手一手、深い考慮の末に指している様子。「全体的に自信のない局面が多かった」と振り返りつつ「終盤は自玉が意外と王手の掛かりづらい形になり、それを生かすことができた」と納得の表情も見せた。

名人戦は将棋界で最も歴史のあるタイトル戦。小学生の頃「名人を超えたい」と語っていた藤井は4日に行われた前夜祭でも「名人という言葉には子供の頃から憧れの気持ちがあり、今回名人戦の舞台に立てることをとても楽しみに思っています」と特別な思いがあることを明かしていた。

1937年に初代実力制名人が誕生してからこれまで名人の称号を名乗った棋士は15人しかいない。名人獲得の最年少記録は谷川浩司十七世名人の持つ21歳2か月。7月19日に21歳の誕生日を迎える藤井にとっては、40年ぶりに記録を塗り替える最初で最後のチャンスとなる。

両者の対戦成績はこれで藤井の17勝3敗に。2日制のタイトル戦で両者がぶつかるのは22年の王将戦七番勝負以来だが、その時は藤井の4連勝で幕を閉じている。

第2局は27、28日に静岡市「浮月楼」で指される。「気を取り直して向かっていきたい」という渡辺が2日制のタイトル戦で藤井に初勝利し、名人3連覇の威厳を見せられるか。それとも藤井が連勝するか。(瀬戸 花音)

情報源:藤井聡太六冠 最年少名人で先勝「自信のない局面多かった」けど「いいスタートを切れたかな」 : スポーツ報知


終局後
藤井竜王「自信のない局面が多かった」

終局後の藤井竜王の一問一答は次の通り。

――本局は後手番で、先手の作戦を受けてたつ形になったかと思いますが、角換わり模様の出だしから先手が角道を止めて雁木(がんぎ)模様の展開に。この作戦への受け止めは。

「予想はしていなかったのですが、▲6六歩のあと、先手の駒組みの仕方にいろいろなバリエーションがあるので、有力な指し方なのかな、という印象は持っていました」

――有力な指し方というのは、対局中にそういう印象を受けたということですか。

「本局で▲6六歩を予想していたわけではなかったのですが、有力な指し方という風に……」

――事前にそういう認識だったけど、本局ではそうなるとはあまり予想していなかったということですか。

「はい」

――▲3五歩に対して(98分)長考し、その後、△6五歩▲同歩△同桂、△8六歩▲同歩△同飛と、歩の衝突もあって△8三飛と引いたときに封じ手の場面を迎えた。その局面周辺の印象は。

「こちらが攻めていこうとするとどうしても軽い形になるので、あまり自信のない展開なのかなと思っていました」

――2日目に入り、▲7九玉、それに対しても△9五歩と仕掛けるのも34分使っていた。仕掛けるので慎重に、というところだったのでしょうか。

「△6四銀とかもかえって薄くなってしまう可能性があり、その辺りもどう指せばよいか難しいと感じていました」

――その後▲2四歩△同歩▲2五歩の継ぎ歩に△3五歩と取る手に、いちばんの長考(107分)で時間を使われている。ここは迷いどころでしたか。

「最初は△4二角と引こうかと思っていたのですが、ちょっと自信がないかと思ったので。本譜は勝負手気味の指し方なので、ちょっと苦しくなってもおかしくないかなと思っていました」

――長考はしたけれども、自信があったわけではないと。

「はい」

――その後、双方どう攻めるかという手が続いていましたが、どのあたりで形勢に差が付いた、リードを奪ったという印象ですか。

「その後攻めていって竜を作る展開にはなったんですが、△9八竜といったん後手を引いてしまっているので、その辺りもあまり。そのあと、△4八金~△4二角と銀を取った手で、こちらの玉が寄りづらい形になったので、難しいながらもいけそうなのかなという感触を持っていました」

――これで勝ちかなと思ったのはどの辺りですか?

「△8七竜と引いて手厚い形にはなったかな、と思っていました」

――改めて一局を振り返って。

「全体的に自信がない局面が多かったんですけど、終盤はこちらの居玉が意外と王手のかかりづらい形になって、それを生かすことができたのかなと思います」

――初めての名人戦で開幕戦白星という結果については。

「いいスタートが切れたかなと思いますし、初めて持ち時間9時間で対局して、8時間とやっぱり違うなと感じたところもあったので、そのあたりも次局以降に生かしていければと思います」(黒田健朗)

終局後
渡辺名人「また気を取り直して」

終局後の渡辺名人の一問一答は次の通り。

――本譜、先手番でどういった作戦を採用されるか注目していましたが、角換わりかなという出だしから角道を止めて、変則的に。事前に練っていた作戦だったのでしょうか。

「予定ではあったんですが」

――駒組みが進んで▲3七銀~▲3五歩と仕掛けたところはイメージ通りでしたか。

「△6四歩の形になったらそういう風にしようかなと思ってやっていました」

――その後歩の衝突もあって、△8三飛の局面で封じ手。封じ手の局面の手応えは。

「ちょっと仕掛けを与えてしまったので、面白くない展開にしてしまった。△6五歩の前のあたりでもうちょっと……という感触で、指し掛けのところは思っていました」

――かわりにどうやったら、というのはなかなか難しいところですか。

「ちょっと研究してみたいかなと思います」

――2日目が始まって、△9五歩から仕掛けられて、先手も▲2四歩から継ぎ歩で、という感じで戦いが始まった。その辺りの手応えは。

「1手遅れている感じがずっとあったので、若干苦しめかな、という局面が多かったですね」

――▲2五歩と継ぎ歩したあと、△3五歩、名人の方は▲4四銀と攻めて、後手は9筋、8筋方面で攻めてきてという。そのあたりのやりとり、自陣に迫ってくるあたりというのは。

「本譜の変化が足りないのだとちょっときついかな、という感触はありましたね。きわどく足りない変化が多いかなという感じはしていました」

――△6五歩からの仕掛けを与えられて、というところでしたが、その後で代わりに自分がこうやっていればな、というところは。

「さばき合いになってからは割と一本道みたいになっちゃったんで、あんまり代案で迷ったような場面はなかったですね」

――竜を作られてからも、藤井竜王の方は難しいのかなという印象もあったようですが、その後も戦いが続いて終盤ではこうやっていれば、というのは。

「やっぱり△1五角と出られたところで、そこはちょっといろいろ考えてはいたんですが足りない変化が多いかな、という。となると、でも先手も変化が難しい。そうするとどんどんさかのぼっちゃうので……。結局、△1五角のところが足りていないと全体的にきついかなという感想にはなってしまいますね」

――本局を振り返って。

「指し掛けのところは若干苦しいかなと思っていたんですが、その差が結局最後まで埋まらないような将棋でした」

――今後に向けて一言。

「次戦は少し先なので、また気を取り直して向かっていきたいと思います」(黒田健朗)

情報源:【詳報】藤井聡太、感想戦後の告白 なぜ2手目に王者の一手を指すか:朝日新聞デジタル


渡辺明名人に藤井聡太竜王が挑戦する 第81期名人戦七番勝負第1局が、4月5、6日(水・木)に東京都文京区「ホテル椿山荘東京」で行われ、藤井竜王が110手で渡辺名人に勝ち開幕戦を制しました。

第2局は4月27・28日(木・金)に静岡県静岡市「浮月楼」で行われます。

情報源:渡辺明名人VS藤井聡太竜王 第81期名人戦七番勝負第1局 藤井聡太竜王の勝利


七番勝負の日程


▲渡辺明名人-△藤井聡太竜王

☖4四桂からの詰めろ。☗4五歩と受けても、☖7七竜で一手一手の寄りとなる。
この局面で渡辺が投了した。藤井が軽い仕掛けから端でうまく手をつなぎ、最後は正確な見切りで勝ちきった。終局時刻は20時39分。消費時間は☗渡辺8時間59分、☖藤井8時間38分。第2局は4月27・28日(木・金)に静岡県静岡市「浮月楼」で行われる。

20時39分 終局
110手 2七角まで、△藤井聡竜王 の勝ち

 


 

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