上村亘
終局後のインタビュー・感想戦
2023/04/07 07:30
第81期名人戦七番勝負第1局第2日(6日、東京都文京区・ホテル椿山荘東京)挑戦者の藤井聡太六冠(20)=棋聖など=が先手の渡辺明名人(38)を110手で破り、先勝。40年ぶりの記録更新がかかる最年少名人と、27年ぶり史上2人目の7冠へ向けて好発進した。慶大卒の初のプロ棋士、上村亘五段(36)が解説する。
藤井六冠が開幕白星を飾った名人戦。先手の渡辺名人は自身があまり採用しない力戦の将棋に持ち込む作戦をぶつけた。
多彩な球種を持つ渡辺名人が投げた球を藤井六冠が受けて立ち、互角で迎えた2日目に9筋の端攻めの時間差攻撃でポイントを稼いだ。終盤には突き合いのなかった1筋を生かして角を出た手がぴったりの手になった。なぜこんなにうまくいくのか。相手玉ににらみを利かせ、リードを広げていった。
両者の対戦成績は藤井六冠の17勝3敗。渡辺名人の3勝は全て後手番で、藤井六冠は17勝のうち後手番で無敗の11勝している。タイトル戦を制するには、後手番でブレークするのが重要だが、両対局者にとって、先後はあまり関係ないのかもしれない。藤井六冠が先勝したのはもちろんアドバンテージだが、今後も先後に左右されないハイレベルな戦いが続くだろう。(談)
情報源:【上村亘五段解説】名人戦七番勝負、先後に左右されない戦い続く – サンスポ
七番勝負の日程
▲渡辺明名人-△藤井聡太竜王
☖4四桂からの詰めろ。☗4五歩と受けても、☖7七竜で一手一手の寄りとなる。 この局面で渡辺が投了した。藤井が軽い仕掛けから端でうまく手をつなぎ、最後は正確な見切りで勝ちきった。終局時刻は20時39分。消費時間は☗渡辺8時間59分、☖藤井8時間38分。第2局は4月27・28日(木・金)に静岡県静岡市「浮月楼」で行われる。
20時39分 終局
110手 2七角まで、△藤井聡竜王 の勝ち
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強いなぁ・・・
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