高見泰地七段
終局後のインタビュー・感想戦
2023年4月7日 4時50分
将棋の藤井聡太六冠(20)=竜王・王位・叡王・棋王・王将・棋聖=が渡辺明名人(38)に挑戦している第81期名人戦七番勝負第1局が6日、東京都文京区の「ホテル椿山荘東京」で前日から指し継がれ、後手の藤井六冠が110手で勝利した。史上最年少名人へ、好発進となった。
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渡辺名人が先手番で、お互い態度を明らかにしないことで選択肢を増やすような非常に高度な序盤、1日目だったと思います。
渡辺名人の封じ手は自然な手。そこから少しずつ渡辺名人が2、3筋を攻めて、挑戦者の藤井さんが9筋を攻める展開になりました。2日目の午後になってもかなり均衡が保たれた局面で、見ていてもどこでどちらが抜け出すのか分からない将棋でした。
夕食休憩後に藤井さんが指した、相手陣に銀を打った手が良い手で、このあたりから形勢が動きました。その後も藤井さんのほうに、相手玉を攻めつつ自玉の受けにも利いている攻防手が出て、最後もしっかり見切って勝たれたなという印象です。
渡辺名人もそんなに悪い手は見られなかったと思うので、藤井さんがほぼノーミスで指された将棋。初めての持ち時間9時間の対局でしたが、しっかり落ち着いて指されていたと思います。(高見泰地七段)
情報源:藤井聡太六冠は初の持ち時間9時間も落ち着いてほぼノーミス…高見泰地七段の目 : スポーツ報知
七番勝負の日程
▲渡辺明名人-△藤井聡太竜王
☖4四桂からの詰めろ。☗4五歩と受けても、☖7七竜で一手一手の寄りとなる。 この局面で渡辺が投了した。藤井が軽い仕掛けから端でうまく手をつなぎ、最後は正確な見切りで勝ちきった。終局時刻は20時39分。消費時間は☗渡辺8時間59分、☖藤井8時間38分。第2局は4月27・28日(木・金)に静岡県静岡市「浮月楼」で行われる。
20時39分 終局
110手 2七角まで、△藤井聡竜王 の勝ち
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強いなぁ・・・
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